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第十四話(18) ページ18

視点主:チョロ松


Aが青ざめた表情で固まった。


僕には何も分からない。


だからAが何を見たのかも分からないんだ。


チ「A?早く帰ろう?」

『っ!!あ、そうだね…』


そのまま通る。


その時だった。


「「また見て見ぬふりなんてすんだ/するんだね」」


何処かで聞いた、落ち着く声。


『っ…………。』


その声が聞こえなくなると同時にAがカタカタと震え始めた。


僕はその声が聞こえただけだったから、何が何だか分からないまま家に帰った。


家に帰ってもAはまだ震えている。


その様子を見たおそ松兄さんが僕に質問してきた。


お「なぁなぁ、Aどーしちゃったの?チョロ松一緒に帰って来ただろ?」

チ「僕も分からないんだよね。でもAは何か見て震えてたんだ。」


僕らの会話が気になったのか、他の兄弟も集まってきた。


カ「チョロ松、その何かって分からないのか?」

チ「うん、僕はね。でも、Aとそこを通ったとき、微かだけど聞き覚えのある声がしたよ。」

一「……声?」

十「何て言ってたんすかー?」

チ「また見て見ぬふりなんてすんだ…って言ってた気がする」

ト「またって事は前にもあったって事?」

チ「さぁね。多分Aに向けて言ってたんだろうし、僕は分からない。」


僕らがそんな話をしていると、居間の襖がガラッと音をたてた。


一斉に振り向くと、Aが何処かに行こうとしていた。


カ「二階行くのか?」

『いや、チビ太んとこに…。』

十「チビ太ー!?僕も行くー!!」

『あ、っと…。十四松、また今度でいいかな?私、一人で行きたいの。』


戸惑いつつ答えるA。


そんなAに十四松はふてくされながらも、返事をした。


十「分かったー…。」

『有難うね。それじゃ、行ってきます』

お「早く帰って来いよー!!」


Aはうん。とだけ言い、居間を出ていった。


ーーーーー
ーーー



数十分後。

家の電話が鳴った。


チ「はい、チョロ松ですけど。」


相手はチビ太だった。


チビ「おーチョロ松か!!こんな時間にかけて悪かったな」

チ「で、用件は?今そっちにAいるはずだよね?」

チビ「そうなんだよ!愚痴言ってたら途中で寝やがって…。悪いけど迎えに来てやってくれねぇか?」

チ「分かった。すぐに行くから」


電話を切り、靴を履いていたら一松に声をかけられた。


一「何処行くの?」

チ「迎え。Aの」

一「俺も行く」


結局一松と一緒に迎えに行くことになった。

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澄(すみれ)(プロフ) - 陽炎/蜃気楼さん» わわっ!ここにも来てくださった!私も本家様大好きです!!まだまだ完結出来てないお話あるんですけどネ…あはは(((応援有難う御座います!!これからも頑張ります!! (2020年11月9日 17時) (レス) id: 2c441ea8cd (このIDを非表示/違反報告)
陽炎/蜃気楼(プロフ) - 初コメです!完結おめでとうございます!!言い終わり方だぁ(*´▽`*)本家のアニメはかなりギャグ多めで面白くて好きでしたがですがこういうのも 好きです!これからも応援してます(`・ω・´) (2020年11月9日 17時) (レス) id: 65a99cfd91 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:澄(すみれ) | 作者ホームページ:なし!  
作成日時:2020年9月26日 22時

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