第十二話(15) ページ15
視点主:A
『っはぁ…。』
何で…、私、外に来ちゃったのかな…。
『謝りたいのは私自身分かってるのに…。』
そんな事を気にしていたせいか、周りの声が聞こえなかった。
「_____ない!!!」
「_____うさん!!___いよ!」
『ん…?』
ふと上を向くと赤だった。
キキィー!
『えっ…?』
死ぬ覚悟をしていた。だがその時、
グイッ
『!?』
ゴーッ
『た、助かった…?』
「大丈夫!?もう少しで挽かれるとこだったよ!?!?」
「お兄さんかな?助けてくれたんだよ!」
急いで後ろを見るとチョロ兄が居た。
チ「ハァ…、ハァ…」
『チョッ…!?』
驚いた。
さっき喧嘩したのに…。
チ「っ馬鹿が…。心配かけんなよ…。」
『え、あ、チョロ兄…?』
チ「ん?」
『お、怒ってない、の…?』
チ「………怒ってるよ。怒ってるけど、妹が危ない時助けなきゃいけなくないかな?」
私には理解できなかった。
『あ、あり、有難う…?』
チ「何で疑問風なんだよっ」ベシッ
『いたっ』
ーーーーー
ーーー
ー
〜夕方〜
チ「はい」
『あ、有難う…。』
チョロ兄から缶コーヒーを受けとる。
チ「(カチッ んぐっ…。ぷはぁ!」
『っ………。チョロ兄、朝はごめんなさい』
チ「いや何でAが謝るの?謝らなきゃいけないのは俺の方なのに…ごめん」
『あ、謝んないでよ…。全部、私が悪いんだし…。』
傷は全て包帯を巻いて、隠している。
___素直になれよ___
不意に頭に響いてきた、聞き覚えのある声。
『いっ…』カラッ
チ「えっ!?大丈夫!?」
『だ、大丈夫…。』
___正直に話せばいいじゃん___
ずっと声が頭の中に聞こえる。
『か、帰る…。』スタッ
チ「あ、分かった…」
スタスタ…
____助けて…。ねぇ…。____
『い"ぁ"っ………』
もうやだ…。
助けて…。
「んふ、私が変わってあげよっか?」
『えっ…?』
目の前を見ると昔の自分が二人いた。
チ「A?固まってどうしたの?」
チョロ兄には見えていないみたいだ。
でも、何で私が三人いるの…?
27人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
澄(すみれ)(プロフ) - 陽炎/蜃気楼さん» わわっ!ここにも来てくださった!私も本家様大好きです!!まだまだ完結出来てないお話あるんですけどネ…あはは(((応援有難う御座います!!これからも頑張ります!! (2020年11月9日 17時) (レス) id: 2c441ea8cd (このIDを非表示/違反報告)
陽炎/蜃気楼(プロフ) - 初コメです!完結おめでとうございます!!言い終わり方だぁ(*´▽`*)本家のアニメはかなりギャグ多めで面白くて好きでしたがですがこういうのも 好きです!これからも応援してます(`・ω・´) (2020年11月9日 17時) (レス) id: 65a99cfd91 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ