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第十話(13) ページ13

視点主:A


『はぁ…。何であんなことしたんだろ…。』


自分の右手を見ながら先程してしまったことについて考える。


一松は私を心配してくれていたのに、私はそれを拒否してしまった。


『これからどうやって会えばいいんだよっ…。』


ムシャクシャして、頭を思いっきり掻く。


あんな事をしてしまって、見せる顔が無い。


「あれっ?Aちゃん?」

『あ、トト子ちゃん。』

トト「こんな所で何してるの?傷だらけだし…。」

『実はね、』


私は全部をトト子ちゃんに話した。


トト「そんな事が…。」

『私、さいってーだよね。一回、一松を傷つけてるのに…。』

トト「でもそれ、Aちゃんが教えたくなかったからでしょ?それにAちゃんは最低じゃないわよ」

『最低…じゃない…?え、なん、で…?』


私はトト子ちゃんの言っている意味が分からなかった。


兄弟を傷つけたのに。


トト「誰にでも秘密はあるわ。知られたくないんだったら無理に言わなくてもいいんだよ」

『そっか…。』

トト「まぁ、Aちゃんは心を閉ざし過ぎてるのもあるかもね。もっと人を信頼してもいいと思う!」


その言葉で分かった。


『私、頑張って仲直りしてみる…!』

トト「うん!」


ガチャ


『た、ただいま〜…』


靴が無いから銭湯だろう。


まぁ、結局何も言えなかったが。


〜翌日〜

視点主:一松


昨日から姉さんと一言も喋れてない。


喋りたくても、空気が読みづらい。


チ「っ…………。」


チョロ松兄さんは、昨日からイライラしている。


多分俺の手を叩いた事で謝らないからだろう。


『ふぅ……。』スタッ


姉さんが立ち上がり、その場から居なくなろうとした時。


チ「……A」

『何、チョロn…ッ!?!?!?』


チョロ松兄さんも立ち上がり、姉さんの元へ行ったら姉さんの胸ぐらを掴んだ。


チ「お前、いつになったら一松にあやまんだよ」

『…………。』


睨みつけるチョロ松兄さんに目を背ける姉さん。


その瞬間だった。


パシンッ


チ「んだよ、その態度!!!ほんっと気に食わねぇ!!」


チョロ松兄さんが姉さんを叩いた。


『?????』


頭にはてなを浮かべる姉さん。


カ「チ、チョロ松…落ち着け…」

チ「ちっ…」


いきなり姉さんを叩いたチョロ松兄さんに兄弟全員が驚いた。


チ「正直女の兄弟なんかいらねぇし。」


〜〜〜〜
文字数ぅぅぅ…

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澄(すみれ)(プロフ) - 陽炎/蜃気楼さん» わわっ!ここにも来てくださった!私も本家様大好きです!!まだまだ完結出来てないお話あるんですけどネ…あはは(((応援有難う御座います!!これからも頑張ります!! (2020年11月9日 17時) (レス) id: 2c441ea8cd (このIDを非表示/違反報告)
陽炎/蜃気楼(プロフ) - 初コメです!完結おめでとうございます!!言い終わり方だぁ(*´▽`*)本家のアニメはかなりギャグ多めで面白くて好きでしたがですがこういうのも 好きです!これからも応援してます(`・ω・´) (2020年11月9日 17時) (レス) id: 65a99cfd91 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:澄(すみれ) | 作者ホームページ:なし!  
作成日時:2020年9月26日 22時

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