第九話(12) ページ12
視点主:トド松
『はぁ〜…今日は有難うね。トド松』
ト「いいよ〜！僕が連れていきたかっただけだし！！」
今は午後六時。
最近は日が延び、六時になっても明るい。
『っ………。』ボーッ
ト「姉さん？どうしたの？路地裏なんか見つめて」
いきなり止まった姉さんが不思議だった。
『あ、えと…。ト、トド松先に帰ってて！』
ト「？？？はぁい」
その言葉を深く考えずに、そのまま家に帰った。
ーーーーー
ーーー
ー
夕飯後。
いまだに姉さんが帰って来ていない。
お「トド松ぅ〜今日一緒に出掛けたんじゃないの〜？」
ト「そーなんだけど〜…。何か姉さん、路地裏に用事あるって言って先に帰ってきた〜」
一「路地裏…。」
十「一松兄さん何か分かるの！？！？」
一「分かるって言うか…、最近変な輩が猫いじめてて…。」
ト「えっ！？姉さん大丈夫かな…？」
そんな事を話していたら、
『ただいま。』
姉さんが帰ってきた。
皆急いで居間から玄関を覗くと血塗れでボロボロになった姉さんが立っていた。
全-あ「はぁぁぁぁぁ！？！？！？！？」
チ「ち、ちょっと！！！何で血塗れ！？嗚呼！上がって来んな！！そこで待ってろ！！」
カ「十四松！！母さんを呼べ！！トド松！！救急車を！！」
末「分かった！！！」
皆慌ただしく動いている中、ただ一人呆然と立ち尽くしている姉さんの姿があった。
お「………。なぁA」
『？』
お「それ誰にやられた？」ニッコリ
『っ…！！！！い、言えない…』フイッ
ふとそんな会話が耳に入る。
珍しく焦っていた姉さんに、皆手が止まる。
『てか、手当てとかしてくれなくて大丈夫だし。こんなん洗っておけばいいし。』
一「いや、そんなんで終われないよこの傷…。」
一松兄さんが姉さんに手を差し延べた時。
パシッ
『いいから構うな！！！！私がいいっつってるからいいんだよ！！！いちいち…そんなお節介いらないの！！！』
久しぶりに聞いた姉さんの怒鳴り声。
その後はっとした顔で家を出ていった。
十「一松兄さん大丈夫？」
一「……うん」
カ「マイシスター…、どうしたのだろうか…」
チ「あんな怒鳴ってるの久々かも…」
お「…………。」
一人黙って姉さんが出ていった玄関を見ていたおそ松兄さんがこう言ったのだ。
お「よ〜しお前ら！！銭湯行くぞ！！」
場違いにも程があると思ったが、しぶしぶ僕らは行くことにした。
後にあんなことが起きると知らずに。
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澄(すみれ)(プロフ) - 陽炎/蜃気楼さん» わわっ！ここにも来てくださった！私も本家様大好きです！！まだまだ完結出来てないお話あるんですけどネ…あはは(((応援有難う御座います！！これからも頑張ります！！ (2020年11月9日 17時) (
レス) id: 2c441ea8cd (このIDを非表示/違反報告)
陽炎/蜃気楼(プロフ) - 初コメです！完結おめでとうございます！！言い終わり方だぁ(*´▽｀*)本家のアニメはかなりギャグ多めで面白くて好きでしたがですがこういうのも 好きです！これからも応援してます(｀・ω・´) (2020年11月9日 17時) (レス) id: 65a99cfd91 (このIDを非表示/違反報告)
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