僕らのホグワーツ青春譚 (ページ7)

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No.6 ページ7

A side

『リリー、ほんと！雨が降ってきちゃっただけ！リリーは私のこと信じてくれるでしょ？』

リリー「、、、じゃあ次は私が傘をさしにいくからすぐに呼んでちょうだい、」

『リリーが傘をさしてくれるなら安心だ！セブルスはもう行っちゃったし、もう夕食どきだよ？』

リリー「ええ、」

眼鏡「エバンズ！あとその子も！なんでスニベルスをそんなに庇うんだよ！」

『逆になんで眼鏡くんはそんなにセブルスを目の敵にするわけ？別にセブルス悪いことしてないじゃん』

リリー「A、髪もリボンも濡れちゃってるわ、部屋に行ってから夕食へ行きましょ、」

リリーの眉間に皺が増えてる

『うん、今日は髪括ってるからそこまで心配しなくても大丈夫だよ、』

進むリリーと裏腹に私は仲間とおしゃべりする眼鏡くんを見る

入学式翌日の食堂での目線がリンクした

私のレーザービームも、彼の捉え難いビームも、あの時と同じだった

私はレーザービームを一旦閉じてベロをだしてやった

そういやまだ名前聞けてなかったや、聞き出せたら呪いでもかけてやろうか

＊

あれから私は彼らのターゲットにされたのだろうか

最近色んな物がなくなっては変わり果てた姿で返ってくる

最初は小さな物だった

孤児院から使ってた古い方の羽ペンがなくなったり、羊皮紙がまるまる一巻きどっかいった

『あれっ、捨てたっけ、』
『ん？もう使い切ったかな？』

なんて思ってたけど、羊皮紙はインクまみれになって返ってきた

そんな小さななくし物が相次いで、私が特段困った様子も出さなかったからか割と困るものを隠されるようになった

『リリー！私の課題知らない？あさっての魔法史のやつ！』

リリー「やってなかったんじゃない？それかもう先に出したとか？」

『えぇ〜！！やり直さなきゃ〜、、、』

リリー「、、、手伝うからそんなに落ち込まないで！なくし物なんてよくあるわよ！」

とか

『リリー！私のお気に入りのリボンが無い！！』

リリー「お気に入りってあのよくつけてる細めのサテンのやつ？」

『そう！どこいっちゃったんだろ、、、もしかして水かけられたとき捨てたのかな、、』

とかなんとかあったりして

大体は部屋でそういう話はするものの、私が教室でこんな話をしていると眼鏡くんと特にあの黒髪がニヤニヤして見てくる

小5かよ、

小5だわ