僕らのホグワーツ青春譚 (ページ6)

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No.5 ページ6

A side

「えっ！それはやめて！？」

声が降ってきた方を見上げると

『あっ、リリーに付き纏ってる眼鏡くんだ、』

階段には事あるごとに私とリリーの間に割り込んでくる迷惑眼鏡くんがいた。小さい声でそう言うとセブルスはすぐに私の見上げている方を見て

セブルス「ポッター、、！」

途端に不機嫌顔になるセブルス
リリーに付き纏っているくせにリリーが嫌がることをやめないあの眼鏡くんが嫌いみたいだ

度々リリーにセブルスがタチの悪いイタズラに遭っているとは聴いていたけどきっと彼が犯人なのだろう

私はもう一度彼の方を見上げる
眼鏡くんの隣には3人ほど人がいてそのどれも私とセブルスを見ている

眼鏡「ごめんね！君にかけるつもりはなかったんだけど！」

ニコニコしながら言う眼鏡くん

眼鏡「まさかスニベルスが女の子、、、誰かと一緒にいるなんて思わなくて！」

ス、スニベルスって何？てかコイツ謝る気あんの？

『謝るならちゃんと降りてきなさいよ！っこの眼鏡！』

私がそう叫ぶと眼鏡くん達一派はびっくりしたような顔をしてクツクツと笑いしばらくしてから降りてきた

眼鏡くんは何が面白いのか、笑いを堪えるような顔で手を合わせて言う

眼鏡「いやぁー、ごめんね？謝るから、エバンズには言わないでほしいんだ！」

リリー「誰に言わないでほしいって？」

眼鏡「ヒョエッ、、、」

刹那、その場は凍り果てた

妙な鳴き声を漏らした眼鏡くん

今にも吹き出しそうな黒髪

びっくりしているが口角はやや上がり気味の顔に傷がある男の子

オロオロと眼鏡くんとリリーを目で追う小柄の子

真顔でリリーを見ているセブルス

冷ややかな眼で眼鏡くんを見据えるリリー

未だびしょ濡れの私

眼鏡「エッエバンズ！僕の天使！女神！その冷ややかな眼も美しいよ！」

リリー「A！大丈夫？！こいつにやられたんでしょ？！」

『いや、雨に降られたっていうか、ねぇ？セブルス？』

セブルス「いや、リリーの言う通りだ」

眼鏡「違う！そのかわい子ちゃんにかけようとしたんじゃない！スニベルスと一緒にいる人がいるなんて思わなくて、！」

リリー「話しかけないでちょうだい！セブルスだろうとAだろうと私の大切な人にこんなことしないでほしいわ！」

リリーめっちゃキレるじゃん