僕らのホグワーツ青春譚 (ページ23)

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No.22 ページ23

No side

((私／僕、まだこいつにリボン／眼鏡返してもらってない！！！！))

ガタン！！と大きな音を立てて立ち上がった二人

思ったより大きな音が出たのか、視線が集まる。しかもジェームズがいるせいで注目は深まるばかり

一瞬にして注目を集めた二人が口にしたのは、お得意の悪戯言葉でも、意地悪でもなく、二人ハモって、

「「私のリボン／僕の眼鏡返せ！！」」

手を出して要求するように大声で言い放った

『ジェームズの持ってったやつ！あれお気に入りなのに！！』

ジェームズ「Aのは他にいくつもあるだろ！？眼鏡が無い方が困るんだけど！？」

『私の方が困るし！っこの、三つ編みへたくそ不器用男が！』

ジェームズ「Aこそ、ノートもろくに上手くとれない不器用なくせに！」

『ジェームズが燃やしたくせにー！！』

ジェームズ「燃やしたのは僕じゃなくてシリウスだ！！」

ぎゃーぎゃーと喧嘩をする二人

ジェームズ「ああ〜もう！アクシオ(来い)！！」

するとものすごい勢いでリボンがジェームズの手に収まり、Aの方へテーブルをまわってやって来て、

ジェームズ「これでいいだろう！？僕の眼鏡を返せよ！」

『ああ！！ジェームズなんかの部屋で保管したのと雑な魔法でグシャグシャじゃん！この〜！！アクシオ(来い)！！』

するとまたものすごい勢いで眼鏡がすっ飛んできてAの手に。もちろん数多の障害を駆け抜けてきた眼鏡はぼろぼろである

『ほら！これでいいんでしょ！？』

ジェームズ「A！こういうところが不器用なんだよ！」

『不器用じゃないし！ジェームズより上手く三つ編みできるし！わざとだし！わざと！』

ジェームズ「性格悪！！ほんとになんでエバンズがAと仲良くしてるのかわからないよ！」

『ジェームズの方が性格悪いでしょ！今からでもやられたこと全部返してやってもいいのよ！？』

ジェームズ「あ、謝ったから帳消し、、、って昨日も言っただろう！？」

『問答無用！リリー！きいて！ジェームズってばクリスマスにあろうことか私の髪を、むぐっ！！』

ジェームズ「A！ちょっと黙ろう！リボンなら買ってあげるから！ほらっ！クリスマスプレゼントだよ！！」

『ん"ー！！ん"ーん"ー！！ゔー！！！』

後ろからAの口をおさえるジェームズ

カオスを極めている