アイドル科の愛され男子。 (ページ11)

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七夕祭前日ページ11

鳴上嵐side

瀬名「それじゃ出れないじゃん！」

『ごめん』

前日になって怪我をしてきたAくんに泉ちゃんがブチ切れている

『本当に申し訳ないと思ってます』

瀬名「後は残るの?」

『顔には残らないけど腕は粉々らしくて…今日手術しなくちゃいけない』

月永「痛いのか？」

『それが…感覚すらないんだよね』苦笑

泉ちゃんの顔がまた鬼になる

瀬名「明日どうすんの？」

『俺ら出番は午後。ステージくらいは出れるでしょ』

朱桜「大丈夫なんですか？」

『準備とかは手伝えないけど』苦笑

鳴上「ねぇ、Aくん。無理してるんじゃない?」

『え』

痛みに弱いAくんが手術が怖くないわけないし感覚がないのもかなり不安だろう。

目も今は充血で済んでるようだけど怪我したときは痛くて帰って泣いていたのが想像できる

『うっ…』

瀬名「さきくん…?」

静かにボロボロ涙を流し走って言ってしまった

瀬名「…今日守沢もいないし蓮巳もいない」

鳴上「え!?じゃどこへ!?」