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「人探しをしているんです、王様に頼んでくれますよね」
「もちろんだ。バルバッド国王にかけあった上で国中を探そう。さらに、『暗黒大陸』行きの船も俺が責任を持って手配するよ。それでどうだい？」
その条件に、アラジンとモルジアナはうんっと頷く。『霧の団』退治でここまでしてもらえるなら、断る理由はない。
「うんっ！やるよ、『盗賊退治』！！」
がしっと力強くシンドバッドと握手を交わす。
「あれ、ちょっと待って、私手伝う前提？」
ぼやくと、ポンっと肩に手を置かれる。振り向けば、ジャーファルがにっこりと笑っていた。……マジ？
「そうか！ではアラジン！早速作戦を練ろう！」
「うん！」
「そしてモルジアナ！
君は宿で待っていてくれ！」
シンドバッドの言葉に、モルジアナはアラジンについて行こうとした足をピタッと止める。
「……！？ あの、私も戦います」
「いや、いくら『ファナリス』でも女の子を戦わせらんないよ。ここは男の俺たちに任せて部屋で待っていてくれ！なっ！」
笑ったままぐいぐいとモルジアナの肩を押して行く。だがそれに大人しくモルジアナでもない。
メシャア、と音を立てて地面に亀裂が走る。それを見て、シンドバッドは顔を青くした。
「私も戦います！目的のために、盗賊団をいくつだろうとしとめる覚悟です」
ムスーンとほっぺを膨らまし、抗議する。
「モルさん強いんだよ。この間も、そこの採石場砦の盗賊団を一人でかいめつさせたのさ。僕、捕まってたところを助けてもらったんだ！」
「えっ！？『マギ』が捕まった盗賊団を一人で……？ファナリスって、強いんだね……」
◇
「じゃあ全員で作戦会議だ。任せたぞ！ジャーファル！」
ジャーファルはまだ乗り気でないのか、浮かない顔をしたまま報告を始める。
「はい……では国軍や、市民から集めた盗賊団の活動傾向をお伝えします。
一つ。彼らが動くのは霧深い夜。バルバッドは霧の街です。海からの風が丘にぶつかり、よく霧が発生します。彼らはその霧に乗じてやってくる。
二つ。彼らの狙いは、国の倉庫や金持ちの屋敷。十数人の小ユニットで動き、多くても百人未満で、金品・食料・武器を奪い去って行きます。
そして三つ目、気がかりなことに……彼らは毎回警備の裏をかき、国軍の手が薄い所を狙います」
「情報が漏れてるってこと？内部に協力者でもいるとか？」
琥珀の発言にジャーファルはええ、と頷く。
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名無しさん(プロフ) - 、さん» 失礼しました。先程外しました。3の時も指摘して頂いたのに、大変申し訳ありません。 (2018年2月17日 17時) (
レス) id: 8c887b66b4 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - MIZORE@厨二の魂百までさん» ありがとうございます！しばらくは原作をなぞるだけになりますがよろしくお願いします。 (2018年2月17日 17時) (レス) id: 8c887b66b4 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 続編も4まできてオリジナルフラグ外し忘れはないんじゃないですか？ (2018年2月17日 17時) (レス) id: 5c20bbbbb1 (このIDを非表示/違反報告)
MIZORE@厨二の魂百まで(プロフ) - 続編おめでとうございます！これからも更新頑張ってください^^ (2018年2月17日 17時) (レス) id: d47704566c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しさん | 作成日時：2018年2月17日 17時
