５４ ドラコside ページ4
１１歳の頃、僕は一目惚れをした。
一目惚れをした彼女を僕が今抱きしめている
___「あの…オリバンダーさんいますか…？」
真白く背中まで伸びた綺麗な髪で青い瞳
小さい頃から会いたいと願っていたローウェル家の子だった
【ローウェル家の美貌は代々受け継がれてる】
父上からそう聞いて面食いって訳じゃないけど
一目見てみたかったローウェル家の一人娘
【見た瞬間虜になる】
父上の言った通りだ…
___「なんだ。君もホグワーツなのか」
僕の口から出てきたのは
普段から使っている嫌味ったらしい口調で
初めてこうして生きてきたことに後悔した
誰に声を掛けてるのか分からない顔をして一人の
男の手を握って隣を素通りした彼女の肩を叩く
__「……はい？」
振り向いた瞬間とにかくいい香りがして
ずっと聞いていたくなる声…
__「君もホグワーツなのか？」
話が途切れないようになるべく優しく話すようにした
__「あ、うん…私とネビルも今年からホグワーツだよ」
だけど彼女の腰に腕を回して呑気に寝ている男に
嫌気がさしてまた戻った口調
付き合ってもいないのに嫉妬なんて
どうかしてると思うけど
ローウェル家だとしても彼女は確か"半純血"だ…
__「ああ、代々受け継がれてきた純血を裏切った…」
しまったと思った。
癖というのは怖い。
__「父上も母上も言っていたよ。顔だけはピカイチだとな」
時を戻したかった。
___「家柄はうちよりいいしルックスなんて今まで見たことない美しさだ。この"血"を除いてな」
どうして僕は純血主義に育ってしまったんだろう。
どうして彼女は"半純血"なんだろう
・
・
・
その日の夜父上にローウェル家の娘に会ったと言った。
珍しく興味津々だったけれど
気にしてたのは娘ではなくて母親の方…
__「あの頃の誤解を解きたくて…」
__「今更誤解なんて解いてもらわなくて結構よ」
さっきの話を聞く限り２人は交際してたんだろう。
きっと僕がどんなに頑張ったことで
__「私はアナタのそういう所が嫌いなの」
きっと僕たちは付き合えない
だけど諦めきれなかった。
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るな - ジェームズのこと悪く言いすぎではないですか？！お話は好きなのですが、 (2019年4月9日 3時) (
レス) id: af2ed06045 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよこ - リミットがかわいい。 好き。 (2018年12月25日 15時) (レス) id: 2dbadd9a51 (このIDを非表示/違反報告)
n(プロフ) - 宇宙さん» プロフィールしかないのですが……全体公開にしておきました！これからもよろしくお願いします！ (2017年12月19日 8時) (レス) id: d67db8bb55 (このIDを非表示/違反報告)
n(プロフ) - 桜庭 黒蝶さん» まだプロフィールだけなんですが…一応全体公開にしておきました！もう少しお待ちくださいいい (2017年12月19日 8時) (レス) id: d67db8bb55 (このIDを非表示/違反報告)
宇宙(プロフ) - このシリーズのさんも読みたいです！良かったらパスワード教えてください！ (2017年12月18日 22時) (レス) id: ecca26bfc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：n | 作成日時：2017年12月7日 11時
