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「ドラコ…大丈夫…大丈夫だよ…」
床に伸びきったままのドラコの背中を撫でる
『A………』
膝に置かれた手を握れば弱く握り返してきたドラコ
『クラッ……ブ………』
スリザリンは、どんなに楽しかったんだろう。
「ドラコ、私はね…スリザリンが大好きだよ。
純血主義ばかりの子たちだけど一人一人が
仲間想いで一致団結してて…素敵な寮だよね……
大丈夫だよ、ドラコ……私が、いるよ…」
クラッブを失い悲しみに暮れてるドラコの髪を撫でる
『君まで…いなくなったら、僕は、…』
「ドラコ、こっちを向いて」
うつ伏せになってたドラコが少し顔を上げるから
脇の下に手を入れて体制を起こす
「…………私が、見える？」
『ああ、……目がピンクだ』
「ドラコにとってクラッブが大切な人なら
私にとっても…大切な人だから」
体がだるいのに腕をなんとか動かして
私の頭を撫でてくれるドラコに
「ドラコにはちゃんと私がいるよ」
重ねるだけのキスを落とした
『……ああ』
「ドラコ、この杖を使って自分の身を守って」
アレクサンドラの杖を渡せば驚いてた。
『A…君のは本物なんだろう…？』
「ええ。数人しか知らないから秘密にしてね…
私は行かなきゃいけないから……
ドラコ…
死喰い人だもん狙われることはないだろうけど
自分の身はちゃんと、自分で守ってね」
ドラコと未だに意識不明のゴイルの元から
離れようとすれば腕を掴まれて…
「ドラkんっ……」
深く息ができないキスだった。
「んっ……はぁっ…ん」
『んっ……』
離れても銀の糸で繋がってて
私の頬に優しくキスをしたドラコ
「いきなり、何するの…」
『僕からのおまじないだ。
君に……君に、子供がいたって関係ない
生きて僕の元に帰ってこい。
約束だ』
力なく微笑むドラコは色っぽくて美しかった
それにしても、子供のこと…なんで…
「愛してる、ドラコ。行ってきます」
ドラコから離れて戦いに加担する為に走るけど
気になって後ろを見れば壁に背をつけて上を向いてた
今は何も言っちゃいけない。
友人を亡くした痛みは…
『………』
「………っ」
まだ私には分からないんだから。
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ぷー(プロフ) - 涙が止まらない…… (2021年4月27日 1時) (
レス) id: 770b21371c (このIDを非表示/違反報告)
オーロラ(プロフ) - 初コメ失礼します。本当に大好きなお話です！読み返して、涙が止まりませんでした！こんなに素敵なお話を書いてくださり、本当にありがとうございます！ (2020年3月30日 4時) (レス) id: 4294f76255 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - その後編。呪いの子？小説読んでいた身なのでその後展開が読めれて嬉しいです。 (2019年9月1日 21時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
mana(プロフ) - すごく面白くて最初から読んでます！あの、10の中で｢反対呪文をかけてなかった人以外だよ」とゆうハリーのセリフなんですが日本語が変だと思います。反対呪文をかけていない人が助かったなら「反対呪文をかけてた人以外」だと思います！ (2019年5月10日 21時) (レス) id: bedcb3592e (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - 名前変えました［りんご］です！子世代ついに来ましたね！笑なんか、本当にいい話すぎてあっという間です。もちろんこれからもずっと応援してます！ (2019年2月21日 3時) (レス) id: 2b2da29f6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：n x他1人 | 作成日時：2019年1月22日 17時
