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トム「少し話をしようか」
にこやかに笑うトムに
「うん」
少しでも触れていたくて自分から手を繋いだ。
トム「僕は初めて会った日生まれた君が憎くて
ただなんとなく君に傷跡を残したんだ。」
「へ…？」
トム「ハリー・ポッターの時とは違うから
僕が意識的に出さなきゃ出てこないんだけど…
ほらごらん」
トムが翳した首筋に蛇の紋章が浮き出てきた。
トム「これで君を探し当てた…
子供の時は殺すために紋章を刻んだはずなのに
大きくなった時の君を見て恋人にしたくなったんだ
これがAの言う"愛"だよね？」
「そう。だけどね、トム
トムは私と出会う前から愛を知ってたよ？
だってマーシャ・ローウェルを愛してたんだもん」
トム「それは違った。
僕がこの世界に来てからマーシャが言ったんだ。
��アナタはローウェルの名前が欲しかっただけだ��
��私の恋人というレッテルが欲しかっただけだ��ってね
その通りだと思ったよ。
僕は彼女の行動でドキドキしたことなんてないし
名前を聞いた瞬間自分のモノにしたくなったんだから」
「じゃあ…」
トム「君が僕に愛を教えてくれたんだよ、A…」
私の頬に触れて微笑むトム
「来世でまた愛を教えてあげる」
トム「来世でも君はドラコ・マルフォイだろう？( 笑 )」
「たとえまたドラコを選んだとしても愛が
恋人から貰う愛だけじゃないって気付かせるわ」
トム「ありがとう、A」
「それでここは何処なの？」
トム「Aの頭の中とでもいえばいいかな…」
「私は生きてるの？」
トム「意識を失っただけだよ」
「そう…フレッドは？」
トム「助かったよ。だからもう帰らなきゃ」
「どこに行けばいいの？」
トム「ただ真っ直ぐ進むんだよ、振り向かないで」
寂しそうに微笑むトム
「………トムとはここでお別れ？」
トム「そうだよ。振り返っちゃダメ。わかったね？」
「……うん」
トムと別れた時、後ろから苦しむ声が聞こえてきて
…振り返りそうになったけど振り返らなかった。
「私はアナタを愛してるわ……っ」
��僕もだよ、A��
また私もここに来るね。
人を殺しすぎた私もトムと同じで痛い目を見る。
それが
……名前もない娘を殺した私の運命だ
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ぷー(プロフ) - 涙が止まらない…… (2021年4月27日 1時) (
レス) id: 770b21371c (このIDを非表示/違反報告)
オーロラ(プロフ) - 初コメ失礼します。本当に大好きなお話です！読み返して、涙が止まりませんでした！こんなに素敵なお話を書いてくださり、本当にありがとうございます！ (2020年3月30日 4時) (レス) id: 4294f76255 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - その後編。呪いの子？小説読んでいた身なのでその後展開が読めれて嬉しいです。 (2019年9月1日 21時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
mana(プロフ) - すごく面白くて最初から読んでます！あの、10の中で｢反対呪文をかけてなかった人以外だよ」とゆうハリーのセリフなんですが日本語が変だと思います。反対呪文をかけていない人が助かったなら「反対呪文をかけてた人以外」だと思います！ (2019年5月10日 21時) (レス) id: bedcb3592e (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - 名前変えました［りんご］です！子世代ついに来ましたね！笑なんか、本当にいい話すぎてあっという間です。もちろんこれからもずっと応援してます！ (2019年2月21日 3時) (レス) id: 2b2da29f6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：n x他1人 | 作成日時：2019年1月22日 17時
