共犯者に恋をしてはいけません7【安室透/降谷零】

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世「そう言えば君も！やけに大人っぽいよな.....？」

「.....そう？」

園「分かる！なんかもう人生山あり谷あり全部経験しちゃってますって感じ！」

蘭「いつもすごく落ち着いてるよね！」





っていうのが絡みづらかったんでしょ？

と心の中で返しながら、今まで確かに経験して来た"人生谷続き"がフラッシュバックする

もう泣きはしない
別に怖くもない
家族なんかじゃないあの人達がどうなったかもどうでもいい

ただ、今は......


スマホに表示された"配達済み"の文字





世「もしかして実はバリバリのキャリアウーマンだったりして！」

「そんな、ファンタジーじゃないんだから」

世「本当に本当か？本当の本当に17なのか？」

「当たり前でしょ？老けてるって言いたいの？」

世「......そ、そうだよな、ごめん......」

園「あははは......」

コ「........」





でも正直に言うと、大人っぽいって言われて嫌な気はしない
何度離れたいと思っても近付きたくないわけじゃないし、12の歳の差は大きな障害

だから、それが見た目や雰囲気で埋められるなら悪い事じゃ.......ないけど.......


埋めたって

しょうがないじゃん





園「そ、それよりさ！バンドやろうよ！」

蘭「え、バンド？」

園「そう！バンドだよバンド！私達で女子高生バンドやろうよ！」

世「なんで急に？」

園「夕べやってた映画に出て来る女子高生バンドがヤバカワでさー！」

蘭「へぇ！」

コ「それで？園子姉ちゃんは何の楽器やるの？」




バンドね.......
恋愛の次に青春の象徴みたいな

そんな物に自分が触れる事になるとは思って無かったけど、そもそも皆楽器出来るの？

私は授業で鍵盤ハーモニカとかリコーダーに触った事あるくらいなんだけど





園「どう！やってみない！？」

「え、ぎ、ギター.....？」

園「うん！Aちゃん大人っぽいからカッコイイキャラもイケるし！」

「イケるしって.......私ギターなんて触った事.......」





あれ？ある

寝室に謎に一台置いてあるのは.......あれギターだよね？





園「大丈夫大丈夫！ちょっと練習すればすぐ弾けるようになるって！！ジャジャーンってさ！」

「えー......」

男「んじゃ弾いてみろよ！俺のギター貸してやるからよ」

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