共犯者に恋をしてはいけません7【安室透/降谷零】

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「JK集団に演奏を教えるってね、ほぼラッキースケベじゃん」

降「またそういう事を

「嬉しいなら嬉しいって言いなよ、メガネだったら今頃舞い上がって

降「高級ドッグフード、大量の犬用おやつにおもちゃ、水や餌を入れる為のボウル、ハロに貢ぎすぎじゃないか？」

「.......勝手に見たの」

降「何か届くと言わなかっただろ、変な物だったら大変だから軽く中身を確認した。あれが1050万の使い道か？」

「......好きに使っていいって言ったじゃん」

降「自分自身に使って欲しいと思ってたら、"お世話になってる大好きな人"でもなくペットに貢ぐなんて少し嫉妬

「う！る！さ！い！！」





さっきポアロで見てらんないくらいカッコつけちゃって
ギターちょっと弾けたくらいで調子に乗っちゃって

アラサーのくせに

ってイライラしながら





園「なに？喧嘩しちゃった？」

「あ、いや......なんでもないよ」

蘭「でも喧嘩するほど仲が良いってね！」





貸スタジオの休憩所で空き部屋を待つ私達





世「二人は遠い親戚だって言ってたよな？具体的にどういう関係なんだ？」

「あー......結構遠い親戚だからあんまりよく覚えてないんだよね、ごめん」

安「彼女とは去年初めて会いましたからね」





でも、世良さんには何を疑われてるんだろう
さっきポアロでも金髪に"前にどこかで会った事ないか"聞いてたし

金髪に色黒の肌
あんな特徴的な外面
会った事ある気がするなら気のせいなはずがない


世良さんとどんな関係？


気にならないって唱えながら沸き起こる知りたい欲

元カノの妹とか？
私みたいに昔助けた女の子？
パパ活した事ある相手？

あぁもう......！
気にならない気にならない





蘭「世良ちゃんすごーい！」

園「やるじゃん！」

世「ただドレミを弾いただけだって！まぁ兄貴の友人に教わったのはこれくらいだけどね」

安「ベースを教えてくれたその男の顔、覚えてますか？」





......ん？





世「まぁなんとなく。でもどうして分かったんだ？その友人が男だって」

安「まぁ、なんとなく」





......は？

金髪はその人を知ってるって事？
じゃあ世良さんのお兄さんの友達の知り合い？
それで昔会った事あるっ.......て........



ヴー



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"気になると素直に認めるなら全部話すよ"



問答無用で見透かされた苛立ちでスマホの画面から目線を上げると



ニッコニコ




ヴー

"それと、ハロより好きだって言ってくれたら"




イラッ

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