共犯者に恋をしてはいけません7【安室透/降谷零】

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先「次の三者面談でお父さんお母さんとその紙でお話しするからちゃんと埋めるんだぞー」




"進路希望調査"
第一希望から第三希望までを書く紙

もう何回目だろ、書かされるの

だから今回も書く事は同じ

第一希望、東都大学文学部
第二希望、東都大学経済学部
第三希望、東都大学法学部

上から下まで綺麗な嘘だけど、こうでも書かないと担任も金髪も突っかかってくるだろうから


特に金髪は、今本当の事を言ったらあーだこーだうるさい上にキモイ事を言うと思うけど
いっそ入校しちゃえばどうしようも出来ないからそれまでバレないように




窓の外はもう蒸し暑くなって来た

大量のセロリもあと少し


正直言って、意地悪したつもりだった

いくら好物とは言ってもあんなに大量には困るだろうし、作らせといて私も食べてるし

でも......





園「おー！さっすが頭いいとこばっかり！」

世「東都大学か！倍率すごい高いって聞いた事あるぞ！」

「そ、そうみたいだね......」

蘭「実は私もそこ目指してるんだ！一緒に頑張ろうね！」




一緒にいて暑苦しいくらい楽しそうにされちゃったら......
ちょっと変な気持ち
悪戯だったのに喜ばれた不快感と、こんな事で喜んでくれる妙なむず痒さ


......警察学校の寮で生活する事になったら、この恋も終わるかな
ほとんど、というか全く会わなくなるだろうし






・





三者面談のお知らせの手紙をテーブルの上に置いて、まだ毛先が少し濡れてるまま着てるパジャマで





「よいしょ、はぁ......」




ハロと二人で乗った布団の上

今日も金髪は仕事らしい、帰りは朝になるかもってお風呂入ってた間にメッセージが来てた




ハ「ハァッ、ハァッ」

「どこ遊び回ってんだろうね、.......家族放置して.......」

ハ「.....ハッ！」

「ん？ハロ？どうし........っ！ィィヤァァァァァァ！！！！」






・





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べ「出ていいわよ」

バ「すみません.....」




あの子からの着信

画面に表示された名前を見て"珍しいな"と




降「Aか、どうし

『どこの女と遊んでるのか知らないけど何でもいいから今すぐ帰って来て！！！』

降「なっ、何があっ

『早く！！！』

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