15話 ページ15
トド松sind
アイツ…反省してるんだろうな。
だから、あんなにボクに冷たいんだ。
反省してるから。
自分と同じになってほしく無いから。
寂しいくせにワザと離すような事をする。
「おのれ、カラ松。見てろよ?!トド松様は、こんな事で折れるやつじゃないからな?」
部屋で、昔、チョロ松が言っていた様な自信満々なセリフを口にしてみた。
いざ言うと恥ずかしい。
おそ松もチョロ松もカラ松も、よく言えな。
自分の事を様付けして、“○○様に任せとけ!”ってさ。
あの自信溢れた満面な笑みは…今の3人からは見られない。
日々、カラ松の事でチョロ松に八つ当たりされているおそ松は、自信溢れた昔のおそ松でも、我慢しかしない長男のおそ松でもない。
刑務所に入ったカラ松は、昔みたいに笑顔を向けなくなった。寂しいくせに、変に強がりやがって!
今回、1番ヤバいのはチョロ松。
アイツは……もう怪物並みにヤバいからな?
毎日、兄弟に八つ当たりして傷付けて、一緒に居たがらない。近付けば、尻もちを付くくらい強い力で押されて、どこかしら打ってアザができたりする。
だからって、オレは逃げない。アイツがストレス溜まってるんなら吐出せばいい。アイツがどんな手を使ってても止めない。それでアイツのストレスが発散できるなら。
アイツの、チョロ松の元恋人だからわかるんだ。アイツの暴力は…悲しい、やめろ、ふざけんな等と言う負の感情だってこと。
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作者名:星野夜空&紅夜の黒猫 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/
作成日時:2020年2月21日 21時