297話 ページ47
カラ松sind
おそ松を連れて、帰宅途中、家より百メートル離れた場所を歩いていた。
「ぎゃあぁ!太ってるー!」
この声はトド松だな。
クソッ!うるさい!黙れ!
家の近くを歩く人は、みんなうちに目を向けた。
恥ずかしい…。
「いや、事実じゃないか。」
十四松も声がデカイので、聞こえてきた。
マジで勘弁してほしいよ。
ボクは、顔を赤くする。ボクらは赤塚台名物の六つ子。六つ子と言ったら、松野。
だから、家の近くを通った人は、ボクとおそ松とすれ違い様に苦笑いされたから。
これは、説教が必要だと思い、急いで家の中に入る。
「うるせぇ!コレから、カラ松にダイエット付き合ってもらうからいいんだぃ!」
戸を開ければ、そんなトド松の声が。
こいつは!太ったのは、自己責任じゃないか。
「トド松、うるさい!外まで聞こえてきたぞ!」
顔を赤くしたままとか、恥ずかしいけど仕方ないよな。
「だって、太ったんだよぉ」
トド松は、ボクに泣きつく。
だから、ゴミを見るような目で見下ろしてあげた。
「自己責任だ。自分でなんとかしろよ。」
「カラ松〜!」
うるさい!黙れ!
そう言いたい。
だけど、先に手が出てしまった。
ドカッ
大きい音を立てて、トド松を殴れば、トド松はスグ様吹っ飛びその場に倒れた。
「テメェは、うるさいんだよ!クソが!少しは黙れないのか!」
そう言い捨てれば、ボクは2階の子供部屋に行き、大きい音を立てて襖を閉めた。
このとき、加減知らずで殴ってしまったトド松が吹っ飛んだ時に、壁に頭をぶつけて血が出てたとは知る由もなかった。
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作者名:星野夜空&紅夜の黒猫 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/
作成日時:2020年1月7日 22時