金縛りキス ページ38
side A
給湯室に入ると、宏光は壁に寄りかかって私を待っていた。
こんな所に2人きりでいると怪しまれるから
バレないように限りなくちっちゃな声で、私たちは話す。
A「ごめんね、宏光。入れ替わっちゃってたね...」
宏光「マジでびっくりしたわ...笑 藤ヶ谷たちに見られたらヤバかったぞ?」
A「厳しくてきつい北山さんが、ピンクの箸使ってるって噂になるところだったね...笑」
宏光「イメージ台無し、キャラブレブレ笑」
笑い合いながら、箸を交換して一安心。
私は早く戻らなきゃって思ったけど、宏光は動こうとしない。
A「...宏光?私、先に戻ろうか?」
宏光「...せっかく2人になれたのに、もう戻んの?」
A「え...だって、誰か来たら...」
宏光「大丈夫だろ、もうちょっと一緒にいよ」
そして宏光は、私の手を引っ張って自分の方に引き寄せて
宏光「このスリルがたまんないよね...イケナイ関係って感じ...」
至近距離でそうささやいた。
楽しんでる場合じゃないよ!本当に誰かに見られたら大変...!
なのに、私もドキドキしちゃってなかなか手を振りほどけない。
宏光に見つめられて、体が固まったみたいに動けなくなった。
こんなのって、絶対だめ...
お互いもう大人だし、分かっているはずなのに
私たちは静かに、一瞬、キスをした。
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こころ(プロフ) - さきみっちゃんさん» ありがとうございます〜!(*^^*)本当に励みになります♪これからも頑張ります! (2016年4月3日 12時) (レス) id: fe4b70d8de (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - みぃ〜♪さん» コメントありがとうございます(o^^o)なるべく早く続きを書きます!もう少しお待ちください♪ (2016年4月3日 12時) (レス) id: fe4b70d8de (このIDを非表示/違反報告)
さきみっちゃん - この話すっごい好きなので、これからも頑張って下さいね。 (2016年4月3日 9時) (レス) id: 0dc94703a5 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ〜♪(プロフ) - 次の更新が楽しみです♪ (2016年4月3日 9時) (レス) id: 91f89f25f6 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - S.さん» コメントありがとうございます♪♪これからもにやにやしていただけるようなお話を更新出来るように、頑張ります!(o^^o)笑 (2016年4月3日 7時) (レス) id: fe4b70d8de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こころ | 作成日時:2016年3月25日 22時