玉森くんとの出会い ページ17
side A
入社してすぐの頃
デスクが隣になった玉森くんは、出社してくるとまず最初に栄養ドリンクを一気飲みするのが日課だった。
だから私は密かに、“栄養ドリンクの男”なんてあだ名をつけて玉森くんを記憶していた。
ある朝、いつものように栄養ドリンクを飲む玉森くんをチラッと盗み見ると
目があってしまって、首をかしげられた。
玉森「...鈴木さんだよね?これ飲みたいの?あげよっか?」
そう言ってカバンからもう一本を取り出す玉森くん。
A「いや、大丈夫...ごめんなさい」
玉森「朝って眠くない?俺、これ飲んで眠気覚まさないとダメなんだ」
A「そうなんだ...毎朝飲んでるもんね」
若干引き気味に返事をしているのに、玉森くんはグイグイ話しかけてくる。
私も次第に慣れてきて、いつしか社内で1番仲のいい同僚になっていた。
呼び方を名字から名前に変える時も...
玉森「いつまでも鈴木さんじゃよそよそしいね...Aって呼んでもいい?」
A「いいよ、好きなように呼んで?」
玉森「俺人見知りだから、誰とも打ち解けられないだろうなーって思ってたけど、Aがいてくれてよかったわ」
人見知りって、嘘でしょ!
玉森くん、すごく社交的だと思うよ...
そんな風にして私たちの友情は形成されていった。
今思えば私も、玉森くんがいてくれたから社内に溶け込めたのかもしれないな。
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こころ(プロフ) - さきみっちゃんさん» ありがとうございます〜!(*^^*)本当に励みになります♪これからも頑張ります! (2016年4月3日 12時) (レス) id: fe4b70d8de (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - みぃ〜♪さん» コメントありがとうございます(o^^o)なるべく早く続きを書きます!もう少しお待ちください♪ (2016年4月3日 12時) (レス) id: fe4b70d8de (このIDを非表示/違反報告)
さきみっちゃん - この話すっごい好きなので、これからも頑張って下さいね。 (2016年4月3日 9時) (レス) id: 0dc94703a5 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ〜♪(プロフ) - 次の更新が楽しみです♪ (2016年4月3日 9時) (レス) id: 91f89f25f6 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - S.さん» コメントありがとうございます♪♪これからもにやにやしていただけるようなお話を更新出来るように、頑張ります!(o^^o)笑 (2016年4月3日 7時) (レス) id: fe4b70d8de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こころ | 作成日時:2016年3月25日 22時