9話 ページ10
一見私が生きていた世界と同じように見えるこの街、ヨコハマ。
しかし、私が生きていた世界とは違う点が一つあった。
それは─
異能力という不思議な力を持った異能力者なるものが存在する点だ。
オレンジ色の髪の大学生っぽい人…ええい面倒臭い!!
「敦くん!あの人の名前なんだっけ!?」
「えっ!ぼ、僕の名前教えたっけ?え、ええと…谷崎さんだよ。」
「ありがとう!」
谷崎さんの周りに緑色の文字が広がった。
谷崎さんが女の人に撃たれる。しかし撃たれた谷崎さんは緑色の光になって散った。
私は結構驚いた。何あれ。
「僕の異能力は、雪の降る範囲をスクリーンに変える。僕に背後の景色を上書きした。お前に僕の姿は見えない!」
「見えずとも弾は当たる!」
そう言って銃を撃ちまくる金髪の人。でも…うん。くるくる回りながら撃ってるから、やっぱり読みやすいや。
谷崎さんには弾は当たらず、背後に回られる。
そしてその女の人の首を絞めた。顔が結構怖いのだが。
急に谷崎さんが崩れ落ちた。
何が起こったのだろうと思ったけどすぐに答えが出た。谷崎さんの後ろにいたのは、黒い服を着た男の人。ゴホゴホ言っている。
結構遠くから攻撃したみたい。銃、では無いな。あの人持ってないもん。異能力かな。
凄いね。
その姿を見て、敦君が何やら反応した。
「敦くん、あの人、知り合い?」
敦くんは首をふる。
「芥川龍之介…。指名手配犯らしい。殺戮に特化した能力を持ってるって国木田さんが…」
国木田さんが誰かは知らないが、あの人、芥川龍之介と言うらしい。
何だか明らかヤバそうな雰囲気を纏っていた。
ていうか、谷崎さんの傷が深そうだ。早くなんとかしないと。そう思って私は谷崎さんの元に近寄った。
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椿(プロフ) - 敦くんの茶漬け食いたい(( (2019年2月20日 18時) (レス) id: e36d1c7298 (このIDを非表示/違反報告)
小山田リリ - ましゅ麻呂さん本当に尊敬します!!私も頑張ろ)) (2019年2月19日 20時) (レス) id: 196d5d8b2f (このIDを非表示/違反報告)
茨姫 - とても良かったです!私も頑張ってみようと思ってみました! (2019年1月26日 22時) (レス) id: 6a42e59c6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましゅ麻呂(とよ) | 作成日時:2019年1月26日 20時