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3話 ページ4

母親か。前世のは母親はあまり好きではなかった。ていうかむしろ嫌いだったのだが。

まぁそういうふうに子供に思われる母親は稀だと思うし。まず会ったことも無いような人にそういう風な印象を抱くのは失礼だと思うし。私は優しい人である事を願いながら和室の襖を開いた。

なんだか古そうな階段を下ると、ギシギシ音がなったので心の中で「建て替えたほうがいいのでは?」と思った。が、階段を下りた先にあったのは古い廊下と、その先に見える古くなさそうな扉。古くなさそうな扉の奥からは、テレビの音が聞こえてくる気がする。

私はまたギシギシ鳴らしながら古びた廊下を渡ってその古くなさそうな扉の前に立った。

こんな古く無い所があるのなら、私がわざわざあんなところで寝ていた理由はなんだろうか。あそこが私の寝室という扱いなのだろうか?まぁいいか。

さて、私は扉を開ける前に考えた。まずは笑顔でおはよう!だろうか?それとも眠そうにおはよう…。だろうか?うーん。ここは眠そうにおはよう…。だろう。なんとなくそっちのほうが自然な気がする。

次は母親の呼び方だ。お母さん?ママ?おふくろ…は無いな。母さん、お母様、mother…。ここはお母さん、かな。

私はそう決めて扉を開いた。眠そうに目を擦りながら、
「おはよ…。」

しかし、返事が返ってこない。もしかして誰もいないのだろうかと思い、目を擦るのを止めて部屋を見てみるが、そのソファには、恐らく母親と思われし女性が座ってケータイをいじっている。

聞こえなかったのかな?

そう思って近寄ってもう一度おはようというと。


「なんでいるの?閉じ込めてたよね?出てきたら駄目って言ったよね?」

猛烈に、嫌な予感がした。

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椿(プロフ) - 敦くんの茶漬け食いたい(( (2019年2月20日 18時) (レス) id: e36d1c7298 (このIDを非表示/違反報告)
小山田リリ - ましゅ麻呂さん本当に尊敬します!!私も頑張ろ)) (2019年2月19日 20時) (レス) id: 196d5d8b2f (このIDを非表示/違反報告)
茨姫 - とても良かったです!私も頑張ってみようと思ってみました! (2019年1月26日 22時) (レス) id: 6a42e59c6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ましゅ麻呂(とよ) | 作成日時:2019年1月26日 20時

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