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24話 ページ25

「一つ、聞いていいか?」

刑事の人に聞かれた。聞きたいこと、調査関係だろうか。私の分かったことなんてこんな程度だが…。取り敢えず、頷いた。

「何歳だ?随分小柄に見えるが…。」
「四歳です。戸籍上は。」

「…言葉遣いや思考が四歳じゃないんだが…。」
「四歳です。戸籍上は。」

「…まじか?」
「まじです。」

そんなことか…。調査に関係無いね。

「そんな事より調査続行して下さい。」
刑事さんはしばらく固まって、あぁ、と言った。

「私的な興味で仕事を中断してしまい済まない。まさか四歳時に言われる日が来るとは思っていなかったが…。」

そこで江戸川さんが不満げに言った。
「もう六十秒以上立ってるんだけど。あと言ってなかったけどそこの君、乱歩さんでいいからね?」

そこの君、とは私の事だろうか。確かに頭の中では江戸川さんって言ってたけど…。
この人エスパー?ちょっと怖いんですけど。なんて思ってる内に話が進んでいた。


「僕の能力『超推理』は一度見れば犯人が誰でいつどうやって殺したかが瞬時に分かるんだよ。」



それは凄い能力だな、と思っていると、怒った刑事さんが叫んだ。

「ふざけるな!貴様は神か何かか!そんな力があるなら俺たち刑事は皆免職じゃないか!!」

確かに…。すぐ分かるなら刑事要らないような…?

「まさにその通り!漸く理解が追いついたじゃないか!」

乱歩さん、すっごく煽るね。すっごくすっごく煽ってる。

それを受けて更に怒る刑事さんと煽る乱歩さんの間に太宰さんが割って入った。
…いつもこんな感じなんだろうか。

「僕の座右の銘は『僕が良ければ全て良し!』だからね!」

すっごく納得した。

太宰さんの座右の銘
【清く明るく元気なジサツ】

敦くんの座右の銘
【生きているならいいじゃない】

あれ?何でこんなの見えるんだろ。

Aの座右の銘
…座右の銘…座右の銘…。
あれ?思いつかないや。いやー私あの人たちと違って目立った個性無いから。あんまりしっくりくるものないなぁ…。

え、嘘付けだって?
何が?(笑)


まぁともかく乱歩さんの言葉を聞いた刑事さんが、漸く乱歩さんに依頼した。
解決してもらおうとかそう言う理由ではなく、大恥かかせてやるとかいう理由だが。

短気な刑事さんである。まぁ、腹は立つけど、あなただって最初乱歩さんの事、『素人出の私立探偵』とか言ってたじゃんか。

「大人がそんなでどうするんですか。」

(´Д`)ハァ…

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椿(プロフ) - 敦くんの茶漬け食いたい(( (2019年2月20日 18時) (レス) id: e36d1c7298 (このIDを非表示/違反報告)
小山田リリ - ましゅ麻呂さん本当に尊敬します!!私も頑張ろ)) (2019年2月19日 20時) (レス) id: 196d5d8b2f (このIDを非表示/違反報告)
茨姫 - とても良かったです!私も頑張ってみようと思ってみました! (2019年1月26日 22時) (レス) id: 6a42e59c6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ましゅ麻呂(とよ) | 作成日時:2019年1月26日 20時

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