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智『・・・雅紀が俺と同じ立場って事だろ。』
それを聞いて、俺の中でストンと何かが落ちた。
雅「そうなるんだよね・・・」
智『つれーな・・・それ。』
その場にいる全員が黙り込む。
何も言えないよ。
俺だって、どうすれば良いのかわかんない。
それでも・・・
翔『もう、日にちねーぞ。』
雅「うん・・・」
和『はぁ。あんた意地で連れて行きたいって言ってたじゃない。どうするの？』
この状態で連れて行けるわけないじゃん。
雅「お願いがあんの。」
俺が、きちんとフォローする事も出来ない。
だから。
皆にお願いするしかなかった。
和『どこまで過保護なんだよ！』
なんて言われたけど、それでもね、
俺、どんなに頑張っても、
Aが一番大事だって事だけは変わんないんだよ。
俺がその事をAに話したのは、
発つ前の日だった。
あ『・・・なに？それ。今時流行んないよ。』
雅「A？」
あ『私が着いてこないから、腹いせかなんか？』
雅「そんな事する訳ないじゃん！」
あ『だって！！そうじゃない！！』
この時、初めて、Aが感情的になって大声を上げた。
それまで、穏やかで、喧嘩してもAが引いていて。
あ『今更？私ってなに？母親の代わりにされて。今度は姉の代わり？ふざけないでよ！！』
きっと、それまでAの中で必死に耐えてた物が爆発したんだと思う。
ヒステリックに泣き叫ぶのを俺一人じゃ止められなくて。
たまたま、俺が明日発つからって、俺ん家に来た大ちゃんと翔ちゃんが間に入ってくれた。
智『少し、離れた方が良い。』
雅「でも・・・」
俺、明日発つんだよ？
いつ日本に帰ってくるかわかんない。
だから、最後まで一緒にいようって、そう約束したのに・・・
雅「・・・知らない方が良かった。」
翔『雅紀？』
雅「俺だって！知らないままの方が良かったよ！！」
ケンカ別れの方がよっぽどマシだよ。
嫌いになれるならそっちの方が楽だった。
あの時、最後に見たのはAの寝顔だった。
泣き疲れて寝たみたいで。
瞼が赤くなってた・・・
そっと髪を撫でる。
雅「幸せになってね。」
俺は、Aが幸せになるなら。
それで構わない。
そう、決めたんだ・・・
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菜菜(プロフ) - Moaさん» コメントありがとうございます。複雑ですよねーwすみません。時間が取れれば続きを出したい所なのですが、、、気長にお待ち頂けると幸いに思います。 (2020年3月31日 16時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
Moa(プロフ) - はじめまして。コメント失礼致します。読ませて頂きました。色んなことが起きすぎて頭ちょっとパニックなってますが…笑。この続きが読みたくてしょーがないです笑。 (2020年3月31日 12時) (レス) id: 7a55a80524 (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - 蒼さん» 蒼さんありがとうございます。お話を噛み砕く・・・確かに。それ必要w←描いてるw いえいえ。こちらこそ気を使って頂いてすみません。だけど、本当に嬉しいです。ありがとうございます。そしてこれからも、応援よろしくお願い致します。 (2019年3月30日 4時) (レス) id: baa24cd569 (このIDを非表示/違反報告)
蒼(プロフ) - わーーごめんなさい。いつも、読んでお話を噛み砕いて…ってしてる間にお星様もコメントも忘れてしまってました（ ; ; ）お話は少し複雑だけど、みんな抱えてる思いは同じですよね。皆早く元気になって〜！！って実は応援してます（笑） (2019年3月29日 22時) (レス) id: 0c5e279223 (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - sa2さん» コメントありがとうございます。相も変わらず複雑な話です。ですがsa2さんの言う通り、辛いけれど周りにいる人物の優しさが溢れるお話にしたいとの思いが伝わってるのが嬉しいです。今後も頑張ってお話を描き続けますので、よろしくお願い致します。 (2019年3月29日 5時) (レス) id: baa24cd569 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜菜
| 作成日時：2019年3月18日 12時
