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佐藤君が、行ってしまって、隣から聞こえたのは、
あ「ふぅ。」
溜め息。
雅「どーかした？」
あ「うん。あの子、懐いてくるのは良いけど、ちょっと距離感がね。最近の若い子ってこうなの？」
たぶん、色々違うと思うんだけど・・・
本人、気付いてないのが・・・
「鈍感」っていうのは、俺にだけじゃないみたい。
雅「どーだろ？苦手なの？」
あ「苦手・・・じゃないけど、邪魔はしないでもらいたい。」
それって・・・
雅「デート中だしね。」
あ「フフ。そうそう。だから、1人で待ってる時間も、それを楽しみたいの。」
Aの考え方。
俺ね、変わってるって思うけど、でも、それが嫌いじゃない。
寧ろ、好きな所。
雅「待ってる時間って、何するの？」
あ「ん？例えば、今日だったら、沢山荷物持って、今頃車に着いたかな？とか。荷物置いたら、全速力で走ってるのかな？とか。今頃エレベーターに乗った？とかね？」
楽しそうに話してくれる。
頭ん中で、俺が取った行動をシミュレーションして、それを楽しんでって・・・
あ「そういうの考えたら、楽しい。あ！私の中では、途中でショーウィンドウ見て、あ、これ欲しい〜とか一瞬立ち止まって、ヤバい！急がなきゃ！って走ってるイメージ。」
雅「あー、間違ってはないかな？」
あ「でしょ？後ねー」
Aの頭ん中。
聞いてるだけで、楽しそう。
小説とか、書けるんじゃない？ってくらい、広がってる。
結構ね、これをバカにされたりもするんだけど、
俺は、それを聞くのが楽しい。
それに、今は、俺の事考えて、そうやって楽しそうにしてたんでしょ？
雅「それを、佐藤君に邪魔されたんだ。」
あ「そーなの！せっかく、良い感じに想像してたのに。」
雅「そりゃ、仕方ないよ。会社の先輩に会ったら、挨拶するのは、一般常識でしょ？」
あ「わかるけど。でも、普通、格好とかでわかんない？完全にプライベートだって。そしたら、相手が自分に気付いてないなら、そっとしとくのもマナーだと思うの。」
まぁ、それもわからんでもないけど。
でもさ・・・
俺が言うのも何だけど、
偶然、自分が憧れてる人に会うなら、声も掛けたくなるんじゃない？
雅「それに付き合う良い先輩なんでしょ？」
あ「少しでも味方は多い方が良いしね。」
会社での立場って本当に厄介。
仕事が出来るだけじゃ、渡っていけない。
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菜菜(プロフ) - ぴらさん» いつもありがとうございます。私が描いても大丈夫か？というテーマですが、、、ウラはご存知の通り（笑）色々含めてグフグフニマニマ楽しんで下さいませ（笑） (2018年2月2日 23時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
ぴら(プロフ) - 菜菜ちゃん新しいお話ありがとう。夫婦の在り方ね、考えるわぁ。いろいろ含めて楽しみ。 (2018年2月2日 17時) (レス) id: 136dc36140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜菜
| 作成日時：2018年2月2日 14時
