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あ「でも、今のリビングの感じ、私は好きだよ。」
雅「そーなの？」
あ「フフ、まー君って、前からセンスだけは良いよね。」
自分で選んだ物だけど、そうやって褒めてくれるのは、やっぱり嬉しい。
あ「柄入ってても良い？」
雅「どんなの？」
あ「これ。良い感じだなぁって。」
Aが選んだカーテンは、ベージュに、クローバー柄。
雅「良いんじゃない？」
あ「ホント？じゃぁ、もう１つの部屋もこれにしよ。」
2人で使う物だから、2人で選ぶ。
どちらかが嫌だって言ったら、それは選ばない。
何となくある、ルールみたいなもの。
今でも、それは、絶対で。
9年経っても、それは変わらない。
雅「荷物、車に置いてきても良い？」
あ「そうだね。重いよね。」
雅「じゃぁ、ちょっと待ってて。どっか入ってて良いからさ。」
あ「わかった。」
まさか、俺もモヤモヤするなんて思わなかった。
カフェに入ってるってメールで知って。
その場所に行くと・・・
何やら、楽しそうにお喋りしてる、一見恋人同士にも見えなくもない2人組。
でも、その女の子の方は、間違いなく、俺の奥さん。
もし、自分の嫁が不倫してる現場を見る時って、こんな気持ちになるのかな？
なんて思った。
あ「あ、まー君！」
って俺に気付いて、手を降ってるから、不倫現場ではないけど・・・
10分前まで一緒に買い物してたんだし。
雅「遅くなった？」
あ「大丈夫。あ、この人。私の主人です。」
って紹介された相手は・・・
まだ、スーツが似合ってない、フレッシュマンって感じの若い男。
雅「あ、どうも。」
なんて、一応頭下げるけど・・・
あ「職場の後輩なの。って言っても、佐藤君は営業部なんだけどね。」
そう言われて、ソイツを見ると、
「佐藤です。いつもAさんにはお世話になってます。」
って言いながら名刺を渡してくる。
雅「あ、俺、今名刺なくて。」
佐藤「いえ。プライベートまで持ち歩きませんよ。」
って・・・まぁ、軽いよね？
佐藤「あー！せっかく、Aさんとデート気分だったのに〜！」
あ「アハ。でも、私は、旦那とデート中なんだけど？ね？」
って俺の腕に自分の腕を絡めて、上目遣い。
はぁ。
もう、この人の無自覚、どーにかして！
佐藤「俺の方が邪魔者っぽいので、退散しま〜す！」
あ「じゃぁ、またね〜。」
普通、先輩後輩ってこんな感じだっけ？
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菜菜(プロフ) - ぴらさん» いつもありがとうございます。私が描いても大丈夫か？というテーマですが、、、ウラはご存知の通り（笑）色々含めてグフグフニマニマ楽しんで下さいませ（笑） (2018年2月2日 23時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
ぴら(プロフ) - 菜菜ちゃん新しいお話ありがとう。夫婦の在り方ね、考えるわぁ。いろいろ含めて楽しみ。 (2018年2月2日 17時) (レス) id: 136dc36140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜菜
| 作成日時：2018年2月2日 14時
