★3 ページ30
そのまま、服に手を掛けようとしたけど・・・
あ「待っ、て。」
いきなり、手で制してくる。
雅「え？」
あ「待って。」
俺の手をギュッと握りしめたまんま。
あ「これ、以上は・・・」
雅「嫌？」
でもさ、俺、我慢出来ないんだけど・・・
あ「きれい、じゃ、ない」
雅「A？」
あ「あの子、みたいに、きれい、じゃ、ない」
涙目で訴えてくるAから出た言葉に、ハッとする。
Aのコンプレックス。
事故の時に出来た、痣と手術痕・・・
それを見られるのが嫌で、明るい所は嫌だって・・・
前も言ってた。
あ「明るいと、ね？」
手で、胸元を押される。
それに従うように、体を起こすと、
Aもゆっくり起きて・・・
あ「ごめん。浮気されても、仕方ないってわかってたのにね。」
無理矢理口角を上げて、笑って言うけど・・・
あ「心が狭いんだよね。私。ごめんね。」
雅「なんで、謝るの？」
あ「・・・」
雅「A、悪い事してないじゃん。」
あ「でも、萎えるでしょ？実際。私が男だったら無理！ってなる。」
無理矢理笑いながら言ってても、目にはたくさん涙が溜まってる。
窓から入ってくる日差しが余計にAを眩しく照らした。
雅「ねぇ？じゃぁさ。勝利とヒナはどーやって生まれたの？」
あ「え？」
雅「だってそうじゃん。勝利もヒナも俺の子供だって、皆んな言うくらい似てるんだよ？って事は、俺の子供でしょ？じゃぁ、どーやって作ったの？」
あ「それは、、、でも、あの子と会う前でしょ。」
雅「あのさ。俺、Aがハジメテじゃなかったよ？」
あ「そりゃそーでしょ！あんだけ慣れてるなら、そりゃ私がハジメテなんて言われても信用なんて出来ない！」
雅「って事はさ。Aちゃんと会う前にも元カノとか色々いたんだよね。」
あ「元カノは理解できるけど、色々に突っ込みたい。」
雅「それ、今は置いとこ。」
あ「あ、逃げた。」
雅「話がややこしくなるから置いとくの！」
あ「だから、何が言いたいの！」
雅「俺が浮気したのは、肌がどーのじゃないの！単純に寂しかっただけ！他の人にAちゃんの代わりを求めただけなの！」
あ「・・・サイテー。」
雅「だから、この2年は誰ともしてない！」
あ「そんな事じゃなくて！そうじゃなくて、もー！わかってよ。」
雅「わかってるよ。わかってるから言ってんの！気にした事なんてない。だから、勝利とヒナがいるんでしょ？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 213人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
菜菜(プロフ) - ぴらさん» いつもありがとうございます。私が描いても大丈夫か？というテーマですが、、、ウラはご存知の通り（笑）色々含めてグフグフニマニマ楽しんで下さいませ（笑） (2018年2月2日 23時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
ぴら(プロフ) - 菜菜ちゃん新しいお話ありがとう。夫婦の在り方ね、考えるわぁ。いろいろ含めて楽しみ。 (2018年2月2日 17時) (レス) id: 136dc36140 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：菜菜
| 作成日時：2018年2月2日 14時
