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May,2009
雅「未破裂性脳動脈瘤？」
「君の奥さんの病名だよ。」
目の前にいるのは、自分の嫁の主治医。
雅「先生、それ、俺に言っても良いの？」
その病名に、イマイチ、ピンとこない俺は、取り敢えず、守秘義務違反な事の方が気になって仕方ない。
「本当は、言っちゃいけないんだけどね。」
雅「だよね。」
「でも、」
そう言いながら、1枚のレントゲン写真を見て、
「雅紀君は、れっきとした、夫という立場だよね。」
雅「書類の上ではね。」
当時の俺達は、お世辞にも、「仲が良い夫婦」とは言えなかった。
寧ろ、、、
離婚した方が色々と楽なんじゃないか。
そう思える程に、破綻していた。
何故そうなったのか。
答えは、簡単。
俺が、浮気したから。
しかも、Aが、2人目のヒナを妊娠中だった。
ヒナが生まれて、浮気相手とは別れたけど、
別れた後に、Aの知る所となった・・・
泥沼の離婚劇。
って、本当にあるんだよ！！
まさか、その浮気相手が、俺を訴えてくるなんて思わないじゃん！！
Aは、その浮気相手を訴え返した。
勿論、Aの勝利。
当たり前だよ。
だけど、次のターゲットは俺。
離婚したいと言われたけど・・・
俺は、離婚には応じなかった。
もうさ、プライドも何もあったもんじゃないって、担当の弁護士にも言われた。
それでも、プライドなんて関係ないくらい。
離婚だけは、したくなかった。
結果、俺の粘り勝ち。
に思えるかもしれないけど・・・
現状は、完全に、破綻してる。
病院の緊急連絡先ですら、実家のままで、俺じゃない。
勿論、職場も。
しかも、今、俺は、一緒に住んでない。
所謂、単身赴任。
結婚して、3年目に建てた家には、ほとんど、帰る事がなくなってた。
「この病気はね、頭の中に、時限爆弾を抱えてる様なものなんだ。」
雅「時限爆弾？」
「うん。これ。ここに塊があるだろ？」
先生が、彼女の脳内を撮った写真を見せて説明してくれる。
だけど、俺、医者じゃないなら、医療関係の仕事でもないから、正直わかんない。
でも、
「これが破裂すると、所謂、くも膜下出血になる。」
雅「は？」
「くも膜下出血」は聞いた事がある。
脳梗塞と並ぶ、脳の疾患で、確か、助からない。
もし、助かっても、重い障がいが残る。
先生の説明では、Aは、この時限爆弾が爆発すると、、、
「助からない。」
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菜菜(プロフ) - ぴらさん» いつもありがとうございます。私が描いても大丈夫か？というテーマですが、、、ウラはご存知の通り（笑）色々含めてグフグフニマニマ楽しんで下さいませ（笑） (2018年2月2日 23時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
ぴら(プロフ) - 菜菜ちゃん新しいお話ありがとう。夫婦の在り方ね、考えるわぁ。いろいろ含めて楽しみ。 (2018年2月2日 17時) (レス) id: 136dc36140 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菜菜
| 作成日時：2018年2月2日 14時
