呼吸をしろと言われても、息はしてるよ（ドヤ【鬼滅の刃】

十六話『猛暑をお伝えいたします』 ページ16

ミーンミンミンと夏を告げる五月蝿いセミの鳴き声が煩わしくなってきた頃、約三ヶ月ほどを天狗さんのところにお邪魔していることになる。


大体春くらいに来たような気がする。


どうしよう記憶が曖昧笑


「久し振りだな」


「……うん、そうだね」


どうしようナメクジを見るような目で見てしまう。


ごめんね、君は悪くないのにね。ナメクジ


「なんでいつもそこにいるの？座敷童子的な立場なの？」


「違う」


今現在減らず口を叩いて相対しているのは宍色くんである。


本当に久方ぶりに会ったものだが、そこまで気にならない。


宍色くんも社交的に言っただけなのだろう。


やっと外に出してもらえたから色々なところに出歩く事が多くなってしまった。


家にいた一ヶ月間料理スキルがレベルアップのオンパレードでほくそ笑んでました。ハイ


「それにしても今日は天気が良すぎるなぁ。あっつ」


目の前に俺より暑苦しい服装をしている人がいるのは置いといて、とても暑い。


多分夏なんだろう。


はっきり言ってTシャツ短パンになりたくなるが、この時代ではおかしい服装だろうから我慢している。


ていうかまずTシャツとかなさそうだな。


着物は見た目暑苦しそうである。


しかも目の前の奴はずぅっと同じやつを何着も持っているのか、違うのを着ているところを見たことがない。


よくあるいつも違う服装毎日着てたらアニメ的に大変(めんどくさい)だから同じ服を何着も持っているという設定なのだろうか。


それはそれで面白いけど……


「暑苦しいなー」


そう言って胸元をはだけさせると宍色くんに怒られた。


曰く、はしたないそうだ。


こちとら暑くて干からびるんだよ。


あつつー

十七話『骨はまだ折れてるからね？』→←十五話『真実はいつも一つ』

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す