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釘崎「…っほ、本当に新幹線で寿司が…!!」
国道沿いの回転寿司。
廃ビルの呪霊も祓い終え、五条の奢りで夕餉に来た一行。
2人の上京者を連れて、様々なバリエーションの安価な寿司が回る飲食店へと足を運ぶ。
席に着き、早速とんでもない量の寿司を頼み、しばらくした頃、他の席で注文した品物が虎杖たちの席の横を通った。
初めて見る近未来的な機器に、釘崎は目を輝かせその品を目で追った。
五条「本当に初めてなんだね」
虎杖「俺もあんま来たこと無いけどさ、ここまで興奮するかね?」
釘崎「するだろフツー!?新幹線が店ん中走ってんだぞ?!」
もう一度来やしないかと必死に身体を伸ばして奥の方を見つめる釘崎。
早くこの席にもあの新幹線が来て欲しい。
釘崎の隣に座る伏黒が「落ち着けよ、」と腕を引くも、ぶぉんと音を立てて振り払われた。
振り払われた手が物凄い勢いで五条の顔へ飛んでいく。
当たる寸前、無下限が発動した。
伏黒「あっ…ぶね……」
五条「ふは、これ僕がお茶持ってたらアウトだったよね。」
狭すぎるファミリー席。
原因は今にも寝落ちそうな葵夜にあった。
任務完了後は何とか目を覚ましたものの、一度寝てしまった手前、眠気はそう消えるものでは無い。
今朝は上層部への交渉へと駆り出されたため5時起き。
虎杖と釘崎が任務へ赴く頃には既に限界を迎えていた。
いつでも眠りに落ちていいように、席を広く取ってあげようと配慮した虎杖と五条。
釘崎「そもそもなんでこんなに寝るのよ?術式と関係あるの?」
五条「宿儺がかけた不老の呪いは状態保存の応用。つまり呪われたその時の状態のまま不老となるんだ。そして葵夜が呪いをかけられたのは16の誕生日の夜。就寝後。」
普段葵夜が目を覚ましていること自体異常なんだよ。
そう言った五条が無理やり伏黒の隣に座って、10分。
ようやく頼んだ寿司が席に届き始めた。
虎杖「うぉーうまそう!!いっただっきまーす」
釘崎「ちょっと!私より先に食べるんじゃないわよ配慮が足りないわね!!」
虎杖「なんだよいーじゃねぇか食べる順番くらい」
五条「僕のプリンとケーキまだぁ?」
伏黒「そういうのって大体最後に運ばれてくるんですよ」
虎杖「葵夜は?好きなネタ頼んでやるから教えろよ!」
葵夜「うるせぇ………ぐぅ…」
なによ、
釘崎「(…相手にされてないじゃない)」
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佐藤ななな(プロフ) - [アイク・ブルームーン]アイおっとりさん» ありがとうございます!!待ってくれてるって知ったら更新頑張れちゃいます!! (2021年8月26日 7時) (レス) id: e714be63a8 (このIDを非表示/違反報告)
[アイク・ブルームーン]アイおっとり(プロフ) - 面白いです!更新待ってます! (2021年8月25日 23時) (レス) id: 466201e21a (このIDを非表示/違反報告)
佐藤ななな(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます…!!読者さん読んで超良かったって言って貰えるなんて幸せすぎるよー!!応援ありがとうございます!頑張ります!! (2021年8月22日 17時) (レス) id: e714be63a8 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 面白いです!応援しています!読んで超良かったと思いました!これからも頑張ってください! (2021年8月22日 17時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐藤ななな | 作成日時:2021年8月18日 21時