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五条「んで、不老の方だけど…。…これは宿儺に呪われたって事でいいのかな。」
葵夜「多分?条件付きで私が寝てる時にされた記憶〜」
五条「状態保存の応用だね。葵夜を愛するあまり宿儺がかけた不老の呪い。葵夜の身体は1000年以上前の16歳のまま時計が止まってるんだ。」
待ちに待った16の誕生日の夜。
当時はもう成人の扱いとなるその歳に、「明日からあの可愛い眉がかけるぞー!」などと意気揚々と寝た次の日。
兄から不老になった事を伝えられ、
更には化粧も眉剃りも禁止された。
葵夜「(さすがに反抗期なりかけたよねー)」
本人が目の前にいるため口には出さないが、伏黒は雰囲気で察してくれたようだ。
こちらを見つめる目が全てを物語っている。
虎杖「え、まじ?身体は俺とタメなの?不老って言うんだから二十歳ぐらいなのかと思ってた。」
葵夜「いや逆に現役高校生の制服を体年齢二十歳の奴が着てた訳なくない?」
キモくない?
とびっくりした顔をする葵夜。
五条はその様子を想像し、腹を抑えて吹き出した。
虎杖「じゃあ、葵夜は五条先生も、伏黒もおじいちゃんになって死んじゃう時もずっと16歳って事?虚しいな…。」
葵夜「急に同情すんの辞めて???」
眉を下げ「可哀想…」というような哀れみの目を向ける虎杖に、葵夜が焦る。
こちとら慣れているのでもはや何も感じない。
五条「んぃや、解呪法もある。」
虎杖「かいじゅほう?」
伏黒「呪いを解く方法だ」
虎杖「なるほど!」
伏黒「解呪って、呪いをかけた当人が同意したらですよね?」
五条「まぁそれもそうだね。ただ宿儺の目的としては恐らく別の意図があったんじゃないかな?」
葵夜「え?初耳」
五条「解呪方法は”葵夜が結界内で子を孕む事“。葵夜から聞いたんだよ。」
初耳なわけないよね、と葵夜に目配せする。
葵夜としては解呪法ではなく兄の意図の方を聞きたかったのだが、顔がウザかったので無視しといた。
「「……っ」」
そんな2人を差し置いて、顔を真っ赤に染める男子高校生2人。
健全な男子の前に”孕む“という言葉はあまりにも刺激が強く、意味を理解するのに少し時間がかかった。
虎杖「…は、はらむって…………っ〜!」
葵夜「…もしかして孕むまでの行為想像し「どぁぁああああ!!??」ぶぁははははっ!!」
久しぶりに腹がちぎれるほど笑った。
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佐藤ななな(プロフ) - [アイク・ブルームーン]アイおっとりさん» ありがとうございます!!待ってくれてるって知ったら更新頑張れちゃいます!! (2021年8月26日 7時) (レス) id: e714be63a8 (このIDを非表示/違反報告)
[アイク・ブルームーン]アイおっとり(プロフ) - 面白いです!更新待ってます! (2021年8月25日 23時) (レス) id: 466201e21a (このIDを非表示/違反報告)
佐藤ななな(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます…!!読者さん読んで超良かったって言って貰えるなんて幸せすぎるよー!!応援ありがとうございます!頑張ります!! (2021年8月22日 17時) (レス) id: e714be63a8 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 面白いです!応援しています!読んで超良かったと思いました!これからも頑張ってください! (2021年8月22日 17時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:佐藤ななな | 作成日時:2021年8月18日 21時