【イナズマジャパン】最強少女の秘密 (ページ6)

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STORY FIVE ページ6

それからしばらく、リュウと一緒に体育館を周った。

記憶力はいい方だから、周って３分もしないうちに来ている全員の名前を覚えることが出来た。

「あっ…豪炎寺…」

その中に、豪炎寺がいた。

豪炎寺「お前…月花か？」

豪炎寺も私がいた事に驚いたようだ。

って言うのも、前に沖縄で豪炎寺と戦ったことがあって…

私は負けたけど。

豪炎寺「久しぶりだな、月花」

「お前こそ」

「A、久しぶり。俺の事覚えているか？」

そう言って、私に話しかけてきたのは薄いブルーの髪を肩にかけた眼帯の少年だった。

「えっと、誰だっけ？」

「やっぱ覚えてなかったか。俺、お前の幼馴染の佐久間次郎。覚えてない？」

「佐久間次郎…？…ああ」

思い出した！

「私が６歳の時、近所に住んでた滑舌の悪い奴」

佐久間「…思い出し方酷いな。ま、思い出してくれて嬉しいよ」

そうだ、確か佐久間は生卵が言えない妙な奴

ま、遊び相手にはなったけど。

佐久間「こんな所で再開するとはな。ま、でも、思い出せたらお前の黒歴史暴露してやるよ」

「何で」

佐久間「俺の思い出し方酷過ぎるだろ」

「しょうがないじゃないか。ホントにそうやって思い出したんだから」

佐久間「黒歴史いつか暴露するから覚悟しとけよ」

「はいはい」

そうして周っていると、入り口で物音がした。

振り返ってみると、男の人がいた。

あの人…どこかで見たことがあるような…

「監督！！」

「皆揃ってるか」

監督？ああ、雷門中の監督さんか。

その時、一つのボールが鬼道めがけて飛んできた。

そのボールを蹴ったのは…

佐久間「不動！！」

佐久間がその名前を言った。なるほど、あの人は不動って言うのか。

鬼道「何の真似だ！」

不動「挨拶だよ挨拶。ったくシャレの分かんねえ奴」

佐久間「響さん！まさかあいつも！？」

佐久間がそう言うと、響さんという人は、悪戯っ子のようににやりと笑って、

響「これで全員揃ったな」

と言った。

(以下省略)

日本代表決定戦、か。

考えていると、肩に手が乗った。

「…何か用か、円堂」

円堂「よろしくな！月花！！明日は勝とうぜ！」

「…そうだな」