検索窓
今日:32 hit、昨日:30 hit、合計:1,941,003 hit

第169話 ページ23

そこには襖に血が付着している…


なんてのは序の口で

襖には血以外に


札、札、札、札札札札札札札札札



ちょっと漢字のゲシュタルト崩壊起こしたわ

とにかく凄い量の札が貼ってあった

まるで何かを封印してるみたいに


A「宗三さん一体何したんよ……(ボソッ」

宗三「覚えているのは

暴れたくらいですかね」

A「なん……だと」

宗三「まぁ記憶は途切れ途切れなんですが」


何故そう平然とした顔をしてらっしゃる

いや、平然ではないかな

真顔だ真顔


江雪「説明は一度、宗三を見てからにいたしましょう…」

A「えっいいの?この中入って大丈夫なんですか???」

小夜「この札は別に封印のじゃないから……」

A「あっそうなんだ」


じゃあなんなんだって話になるが

取り敢えずその辺は嫌な予感しかしないから聞きません


江雪「では…入ります」


そう一言言って江雪左文字さんは襖を開けた

あれ、めっちゃ普通に開けたけど札で開けにくかったりしないのかな

……よく見たら開ける部分には貼られてなかったわ


A「どーもー……ってお布団しか見えねぇ。これが宗三左文字?」

小夜「うん」


私は近づいて

そっと布団をめくった




その時の私は注意力が非常に低下してたと思う




A「え"


だ……れ」

江雪「弟…


宗三左文字です」


これが?嘘でしょ?


そこには

肌は紫色で顔はもう顔とは言えない

凸凹で

目の色もおかしくて


私の目が乾く

ひどい

酷い

なんだこれは



私はしばらく呆けていた

急に我に返ってバッ!と宗三さんの方を見た


宗三「!!……」


宗三さんも目を見開いてじっと自分の姿を見ていた

どうやら宗三さんですら知らなかったらしい

だが不思議とその表情は

何処かしら思い当たる事があるとも捉えられた


A「……(スッ」

江雪「ありがとうございます……私も……

あまり見たくは……ありません」

小夜「……」

A「息はあるんですか」

江雪「あります

ただその姿になって……意識を戻した事は一度もありません」

A「……」


そっか宗三さんは……


宗三「生き霊でしたか……」

A「……(チラッ」

宗三「……


薬……ですよ」


私が深追いしたくないというのは宗三さんも恐らく分かってる

だから簡潔に単語だけ教えてくれた

のかも

あとは…江雪左文字さんと小夜左文字君が凄く苦しそうにしてるから



言わせたくなかったのかな

第170話→←第168話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1157 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2126人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 水色王さん» いえいえ!丁寧に説明してくれてありがとうございます!なるほど、そう言う事だったんですね! (2018年8月7日 20時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 水色王さん» あ~っ、少し遅かったですかー(ノд <`)アチャー (2018年8月7日 19時) (レス) id: 7ffc6db072 (このIDを非表示/違反報告)
水色王(プロフ) - 輝さん» ですね!!過去の私に今の私が聞きたい気分です!!!はっきりしなくてごめんなさい!!!長文失礼しました!! (2018年8月7日 16時) (レス) id: 436a8da17f (このIDを非表示/違反報告)
水色王(プロフ) - 輝さん» 今の私が考えられる理由は2つで1つは夢主の霊力が澄んで膨大だから分かるとかです。でもこれだと加州編の時と辻褄が合わないんで濃厚なのは2つ目のちょぉっとだけ一期が夢主を犲膈瓩世版Г瓩燭らとかです。主の霊力は分かる仕組みとかが私の中ではあります。こんな所 (2018年8月7日 16時) (レス) id: 436a8da17f (このIDを非表示/違反報告)
水色王(プロフ) - 輝さん» んんんん〜ッ!!もっと早くその質問が来てれば即答出来たんですけどねぇ〜ッ!!あっいや責めてるわけじゃありませんよ?見て下さってありがとうございます!えっとー恐らくこれは霊力とか神気の問題だと思います。ちょっと待ってくださいねぇ〜 (2018年8月7日 15時) (レス) id: 436a8da17f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:リアナ=水色王 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2016年10月27日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。