勘違いされたらぱぱになった件について。【太宰治】

9日目。 ページ12

『ぱっぱ..!!』




「ん?なんだいAちゃん」




帰り道、手を繋いで歩いているとAちゃんが私を呼んだ



『ふへ、』



そんな声を出して嬉しそうに笑ったAちゃん





『ぱっぱ..は、Aがいて嬉しー ?』



「急になんだい?」






『いーのー!!はーく!!はーく!!!』




「えぇ..ふふ、もちろんよかったよ。」




微笑みながら私は云う





「こうやって見てると久しぶりに見るなぁ..A、今日は特別飴をあげるよ!!」




『とーべつ？』




「と く べ つ !!」



『とーべつとーべつ!!』



「..まぁいっか..。はい!特別だからね!僕優しいから!!!」



そう云い、腰に手を当てながら嬉しそうに(?)笑う乱歩さん




『ふへへ、らんらんあーがと!!らんらんしゅき!!』




「..らんらんって僕のこと..?」




「しゅきって好きって意味ですよね..?」




「ちょっと待ってAちゃん!!! それを..!!その言葉を私にも..!!!!」






『ぱっぱもしゅきー!!』






「な、ナオミにもお願いします!!」




『ねーちゃしゅき!!』









またAちゃんが帰ってきて日常が戻ってきた.








『みんなしゅき!!』

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