俺のすきなひと【ハイキュー】 (ページ2)

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おはようページ2

いつも通り学校に来て教室に入り席に座った。

『おはよう。影山くん。』

ふわりと笑って俺に手を振りながら挨拶してくれたのは隣の席の清家さん。

「おはよ」

『今日はあったかいね。』

清家さんはいつも今日の天気の話を一番はじめにする。

『この席暖かくて気持ちいいよ。影山くんもこっち来たら？』

「・・・おう。」

本当に行っていいのか迷いながら清家さんの後ろの席に座る。
ちょうど太陽の日差しが清家さんの席に当たって暖かくて心地よかった。

『ね？気持ちいいでしょ。』

「暖かい。」

『でしょ？』

「・・・」

『どうしたの？』

「・・・寒くないのか？」

清家さんはとても小さいからすぐに冷えてしましそうだ。

『ちょっと寒いかな？だいぶ暖かくなってきたけどね～』

「・・・これ、貸す。」

『え、』

俺が着ていた学ランを清家さんに渡す。

『いいの？影山くん寒くないの？』

「俺のことはいいから」

『ありがとう。』

清家さんは俺の学ランを羽織って言った。

『・・・ふふ。あったかい。』

「どうせ着ないし好きに使ってくれていいから。」

『うん！影山くんは優しいね。』

清家さんはふわっと笑った。
顔が赤くなっていくのを感じる。

いつか俺の気持ちが清家さんに伝わってしまいそうで心配だ。