【旧双黒】君の為の相談処。【文豪ストレイドッグス】

弐.自信が無い君へ。 ページ2

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拝啓、自信が無い君へ。




「君は何に対しての自信が無いんだい？

ほら…"自信"と云っても一口では語り切れない程、沢山有るだろう？

…喩えだけれど。


『上手く喋れるか』

…とか、

『素晴らしい解答を答えられるのか』

とかね…？


挙げて見ると、自信と付く物って種類が豊富だと思うんだけれど…って今は、そんな事如何だって良いよねえ。


もう一度、問いを掛けるよ。


君は何に対しての、自信が無いんだい？

勘違いをして欲しく無いのは、「責めている心算はない」と云う事、だ。

そう、聞きたいのは『何に対して』の自信が無いのか。と云う魂胆だけだから。

だから、そう脅えないで欲しいんだけれど…無理、だよねえ。

如何、思慮しても。

うん、済まないねぇ。


…話題を展開しようか。


要は、此の問いの中で私が君に伝えたい事は


「自信が無くとも君は、

君の儘で在る事に変わりは無いし、

寧ろ、自信が無い事を誇りに思おう。」


…と云う事何だ。


一見、何を云っているんだ。と叫びたくなるだろう。


でもね、少しだけ目を凝らして考慮して見て欲しいんだよ。



"君の儘で在る事に変わりは無い"。


此れは、説明しなくとも判るんじゃ無いのかな。と思うけれど、念の為、説明して措くね。


そもそもだよ。

自信って何だろう。って一度でも思慮した事、あるかい？

「有る」と解答する君が中には存在するだろう。

けれど、再び此処で思慮して欲しいのは、

その自信の『糧』。

に為る代物が在る。と云う事。


則(すなわ)ち、「遣って見せる」と云う、"気持ち"の事だ。


…でも、一寸待って！？と頭を悩ませる君が居るかも知れないね。


何で、「糧」が"自信"と為り挙げ句の果てには


『君の儘で在る事に変わりは無い』


に直結するのかが。


…それはね。両方共、「＝」で掛けられているから何だ。

良く判らないんだけど…と云う君に、判りやすく説明して上げると。


「君」と云う存在は、日々様々な感情や記憶から

「今日はあれをしよう」等の情報・及び、取捨選択をし乍息をしている。

唯、遇に疲労してしまう事や泣き出したく事も有る為、「落ち込み」と云う感情が生まれて来る。


此れが先刻から云っている


"君は君の儘で変わりは無い"と云う事だ。


喩え、落ち込んだとしてもそれは君の感情の一部で有り、かけがえのない代物だと云う事を誇って呉れたら…とこう云いたかったんだ。


長くなってしまって御免ね。」






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