＿琥珀＿※ ページ19
坂田に送って貰って、俺の家に着いた
せ「てか、なんであんなのにOKするん？」
『センラ達の名前しか聞いた事ない時だったからどうでもよかった』
せ「はぁ…」
目をそらす
せ「(Aは気付いてるんかな…？)」
『……』
気まずそうにしているが、手が動いている
せ「(動揺している時、手動いてるんよなぁ)」
『な、何？』
せ「いやー、変な顔やなって」
『失礼でしょ？！』
せ「えぇ」
『……可愛くない』
あざとい行動が効かないなんて…
せ「えぇーじゃなんなん？」
『……オネェ？』
せ「斜め予想の回答や…」
『…そう？』
せ「え？」
不思議そうな顔で見る
せ「(もしかして、天然だったパターン？！)」
『何一人で百面相してんの？』
せ「あ、なんでもない」
『そっか……ねぇセンラ』
せ「何？」
『もし、私があの人の方に行ったらどうする？』
せ「…無理矢理にでも堕とす」
『そっか…』
なんでそんなに悲しそうな顔するん？
『……私ね、男の人に恋愛感情なんて抱かなかった……ううん抱けなかった』
せ「……同性？」
『そう、同性愛』
少し悲しそうな顔をして笑う
せ「＿＿＿＿で、」
『え？センラ？』
せ「もう、無理に笑んで……」
『わっ、』
俺はAをベッドに押し倒した
『な、何するの、』
せ「もう嫌……」
『ぁ、』
ちゅ
せ「……もっとや、足らん」
甘くて甘くてとろけそう
『せ、センラっ、』
せ「ごめん、」
『……埋めて、心の穴を埋めて』
せ「わかった………Aが言ったんやからな？嫌なんて言わせへんで」
『わかってる…そんなの最初っから』
甘いケーキに溺れるフォーク
せ「ええんやね」
『ん、』
ひとつになった
＿＿＿
◇
せ「んん、」
朝の日差しが眩しい……
せ「A、学校は？」
『腰痛くて行ける訳ないじゃん』
せ「休むって伝えとく」
『うん』
せ「おやすみ」
再びAを寝かせる
せ「俺も休みやし」
昨日うらたん達の事をボスに話したら休み貰えたしな…
せ「愛おしい……か」
『ん、ぅ』
せ「どんな夢見てるん？」
髪の毛を分け、額に口付けを落とす
『せんら、？』
せ「あ、ごめん寝ててええよ」
『うん、』
この甘くて苦い出会いは必然？それとも偶然？
せ「教えて…」
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ちょこ - とてもよかったです！別エンド。。。は難しいかもしれませんが、その後話とかが欲しいです！ (2022年5月25日 17時) (
レス) @page37 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
千影(プロフ) - 暁の天(天-Sora-)さん» ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです！ (2020年12月29日 5時) (レス) id: b5b145c064 (このIDを非表示/違反報告)
暁の天(天-Sora-)(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！一番最初から読んでいてこれは絶対良い話だと思っていましたよ…完結して分かったこと【予想以上に面白いし最高すぎる尊い】千影さんの作品に出会えて良かったです！これからも応援させていただきます！！ (2020年12月28日 23時) (レス) id: 651f4143a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千影 | 作成日時：2020年8月22日 7時
