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沈黙の15分 12 ページ27

コナン「うん。じゃあ時期に帰るから。
皆に心配しないように言っといて?」

蘭「分かった。気を付けてね?」

コナン「うん」

蘭との通話が終わったコナンが、
呆れたような顔でこっちを見た。

コナン「おめぇら、
着いたらちゃんと謝るんだぞ?」

光彦/元太/歩美「分かりました/はーい」

武藤「お前ら、運がよかったな。
ロッジで人と会う約束してなきゃ、
こんな時間にあんな所、通らなかった」

コナン「おじさん、
北ノ沢村に住んでるんじゃないの?」

武藤「俺は、あの裏山に小屋を建てて一人で暮らしてる。梟を彫りながらな」

光彦「え?木彫りの梟ですか!」

歩美「おじさんが作ったの?」

武藤「小さい奴はその小屋で作ってる。
デカい奴は、ダムの近くの作業小屋でな」

「ダム?」

武藤「元は村で暮らしてたんだが、あの忌々しいダムの底に沈んじまったからな」

コナン「ねぇ、もしかしてダム建設に最後まで反対してた人って…」

武藤「あぁ、俺さ。最初は反対してた村の連中も家の親も、結局は代替地の村に移り住みやがって…!あんな村、くそくらえだ」

ああ、この人はまだ恨んでるんだ。

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作者名:ななみん | 作成日時:2020年12月17日 15時

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