公安エースの右腕 (ページ9)

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そのあと

キュラソーによってスパイだと暴かれた3名は、ロンドン、トロント、ベルリンにて始末されてしていた。  ジン「急ぐぞ」 ウォッカ「へい。ってアニキ、
次は何処に？」  銃を仕舞い踵を返すジンに、
慌てたウォッカが問う。  「日本だ...待っていろ、バレンシア」  その不敵な笑みが、
夕日に照らされて影を作った。

仕事用のスマートフォンが着信を告げる。 深呼吸をし、通話ボタンを押した。  『もしもし？』
 ジン「俺だ。
今から単独でキールを拘束しに向かえ。
収容場所もメールで送る」
 『ちょっと待ってよ、
私も監視される側なんだよね？』
 ジン「バーボンの拘束はベルモットに任せる。RUMからの指示だ。」  想定内ではあったけど、
展開が早すぎる気がする。
彼らが間に合ってくれればいいけれど…  『了解』
 ジン「聞き分けの良い奴は好きだぜ」
 『はぁ。貴方に言われても嬉しくないのはなんでなんだろーね。』  最大限の嫌味を口にしてから通話を切った。  自分の出来る行動には制限がある。
それは分かっているつもりだったのに…。