残り時間 4 【鬼滅の刃】

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『…とりあえず義勇、顔拭いて。』

義「っ！米が付いていたのか。(Aの料理に夢中になりすぎて)気がつかなかった。」

『…顔に神経ないの？』

小「意味がわからない。」

義「…」





悲「A。」

『はい。』

悲「この炊き込みご飯、絶品だ。今夜はこんなに楽しく、穏やかな夜をありがとう。」

『いえ、そんな、』

悲「…皆が綺麗だと言うAの着物姿を見られないのは、少し残念に思うが、Aの心が誰よりも綺麗なことを私は知っている。Aはとても強い女子だ。」

『悲鳴嶋さん、、』

悲「…時に、不死川とは話せたか？」

『いえ、それが、まだなんです。』

悲「そうか、、、だが、不死川もこのままでは駄目だと言うことは分かっているはずだ。此処にはお館様もおられる。そんなに緊張せずとも大丈夫だ。」

『はい…』

悲「さぁ、話しておいで。…悔いは、残すものではない。」

『っ、ありがとう、ございます。』









『…師範。』

実「…なんだァ？」

『…少し、外に出ませんか？』

実「…アァ。」






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・


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実「…玄弥の、、、弟のことだろォ。」

『…やはり、弟君でしたか。』

実「…」

『師範、本当に申し訳ありm「悪かったなァ。」


『…え？』


実「この前、急に追い出したりして、悪かった。…どうしても、冷静になれなかったァ。」

『っ、いえ、そんな、謝るのは私の方で、、、御家族の問題に勝手に介入して申し訳ありませんでした。』

実「いや、お前は悪くない。元はと言えば俺が撒いた種だ。…それに、お前はアイツを鬼から助けた。お前が居なけりゃ、アイツは死んでいたかもしれねェ。」

実「…礼を言う。」


『…いえ、それは鬼殺隊としての義務ですので、御礼などはいりません。
それより、私は少なくとも、今のお二人の関係を崩しました。本当に、本当に、、申し訳ありませんでした。』


謝って済むものではないですが、


そう、付け加えて言った。





実「いいんだ。生きていることさえ分かればそれで良かったんだ。…アイツのことは気にするな。俺がどうにかする。必ず守る。」


『…』


実「…お前は、俺が自分の弟一人守れないほど弱い男に見えるかァ？」

『っいえ！師範は誰よりも優しくて、強い人です！！』

実「ふっ、なら問題ないだろォ。」






だからもう、アイツのことは気にするな。





そう言って、私の頭を撫でてくれた師範の顔は、今まで見た中で、一番柔らかい笑顔だった。

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