【銀魂】真選組の小娘ちゃん １５

第610訓 紙も仏も、いや髪も仏も、いや神も仏も無いものだ。 ページ4

土方さんに言われた通り、イソチンと水をコップの中で混ぜる。そしてこれでうがいを、、









せずに中身を全部捨てた。



うん、やっぱりなんかこれでうがいをするのは嫌だった。ので、したフリをして嘘をついてなんとか誤魔化すことにした。

だがやはり心配は心配なので、一応普通の水でうがいを三回することにした。これで"うがいをした"という事実はつくれる。つまり"うがいをした"ということ自体は嘘ではなくなるのだ。ただ、イソチンでうがいをしていないだけ。これで嘘発見器などを用いられても「うがいはきちんとしました」の一点張りで乗り切れる。





「ふっふっふ。我ながら完璧な作戦。土方さん一人騙すのなんてチョロいチョロい。」

土「ほー、そんなに自信満々ってことは、さぞかし練りに練られた作戦なんだろーな。」

「………オーマイゴッツ。」





あぁ、神よ。あなたは私の味方ではないのですね。





「神も仏もねーよ。」

土「訳分かんねーこと言ってねぇで、ほら、これでちゃんとうがいしろ。」




そう言って土方さんはまた私にイソチンを渡してくる。いやだなーと心の中で思いながらそれを受け取った。




「うがいはきちんとしましたよ。」

土「どーせ普通の水でだろ。そんで嘘はついてないとか抜かすんだろ。お前の考えることは全部お見通しなんだよ。分かったらさっさとやれ。」




本当に、神も仏もないものだ。

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