第607訓 焦らなくていい、色気は自然と出てくるもの ページ49
土方side
「あ〜楽しかった!!」
近「昼ドラ見てしっかり練習したかいがあったな!!」
「でもやっぱりいまひとつリアルさに欠けるっていうか、何が足りないんだろ?演技力は我ながらそこそこあると自負してはいるけど。」
沖「ただ一つ足りてないのはお前の色気でィこの絶壁寸胴体型ぐぼはァァっっ!?!?」
「まだまだ研究が必要だね近藤さん!」
近「そうだな!!」
その反省会、いる?
てか、え、終わったの?いつの間に終わったの?最後まで置いてけぼりなの?副長の扱いがこんなで本当にいいのこの組織。
「まー確かに、人妻設定なら多少なりとも色気は必要か。……私ってそんなに色気ない?」
近「えっ、いやーないって訳じゃないと思うけど、そもそも葵ちゃんはまだ14歳なんだし、出そうと思って出せるもんじゃないし、これから徐々に大人の女性になっていけばいいんじゃ〜、、あっいやでも、葵ちゃんは色気はなくてもすっごくかわいいから!焦ることはないと思うよ、うん!!!」
「色気ないって認めてんじゃん。」
うん、ダメだこの組織。
そう心の中で呟いた俺は、少しでも疲労回復になるようにと、廊下に出てタバコに火をつけた。
味わい慣れた煙の味を堪能していると、葵が「そういえば!」と言って立ち上がる。
「バレーボールありましたよね!!」
近「え?あぁうん、確か物置に…」
「よーし!!これで私も色気ムンムンの大人の女よ!!」
沖「ぐへッ、、」
また今度は一体何を、、先程葵に殴られたせいで伸びている総悟を踏み物置の方へ走って行く葵の姿を見て、ため息混じりの煙を吐き出した。
そして走って戻ってきた葵の姿を見て、またアホな真似を、と、心の中だけでツッコむ。
「どーお土方さん、私ぃ、色気のある大人の女に急成長したと思わな〜い?」
土「…………。」
バレーボールを二つ詰め込んだ胸を突き出してポージングする葵を見て、思う。
バレーボールも、まさかこんな使い方をされるなんて、夢にも思わなかっただろうな。
近「よし、葵ちゃん!これからも日々特訓だ!よりリアルさを追求するため、精一杯頑張ろう!!」
「おー!!!」
仕事をしろと、そういう元気も、もはやない。
続編行きます!→←第606訓 するなと言われればしたくなっちゃうし、しろと言われればしたくなくなっちゃうものよね
37人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
パピポ - 葵ちゃんの2年後美人でした!!今も可愛いけど!!! (2020年10月20日 18時) (レス) id: 4c1e506c36 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - さえさん» コメントはめちゃくちゃ嬉しいです!皆様の声が一番やる気を奮い立たせます!これからも是非して下さい!そう言っていただけて嬉しいです!こんな時ですので、暇潰しにでも使ってやってください!はい!楽しみましょう!!! (2020年4月16日 3時) (レス) id: 12c1829223 (このIDを非表示/違反報告)
さえ(プロフ) - また戻ってきていただけてほんとに嬉しいですー!受験お疲れ様でした!大学生活、一緒に楽しみましょー!私も文字数収まらなくてすみません笑 (2020年4月14日 1時) (レス) id: 03aa87abd1 (このIDを非表示/違反報告)
さえ(プロフ) - お返事ありがとうございます!ナナさんの過去の作品を読み返していると、自分のコメントが毎回ついてて我ながら気持ち悪いな笑と思っていたのですが笑そう言っていただけると嬉しいです。大学受験生の時に小娘ちゃんにハマり、勉強づくしの中での毎日の楽しみでした! (2020年4月14日 1時) (レス) id: 03aa87abd1 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - ブルネイさん» コメントありがとうございます!そう言って貰えて光栄です!絵を描くのが好きでして(´∇`)めっちゃ真似絵とかしてましたね笑 また載せたときは是非見てやって下さい!更新頻度は高くはないかもしれませんが、頑張りますので暇つぶし程度に読んでやって下さい!! (2020年4月11日 3時) (レス) id: 12c1829223 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ナナ | 作成日時:2020年2月13日 22時