番外編 真選組一家 ページ32
各々が入浴を済ませ、皆で夕食をとり、その後のゴロゴロタイムを堪能して少し。
私は父と兄にそろそろ自室で寝てもらうように仕向ける。
「パパ〜お兄ちゃん〜そろそろ寝た方がいいんじゃない〜?」
沖「はぁ?何言ってんでィ。まだこんな時間だってのに。」
「いやもうこんな時間でしょ?お子様はおねむしなきゃ。」
沖「あぁ、確かにてめェは寝る時間だな。」
「誰がお子様だお前のことだよ。」
近「でも葵ちゃん、確かにまだ寝るにはだいぶ早いぞ。何でまた?」
クソ、やはり一筋縄ではいかないか。だが何としてでも自室へ戻ることはしてもらわなければ。でないと母とチョコ作りを開始できない。そう、私はサプライズをしたいのだ。
と、いうわけで、めげない葵ちゃんである。
「で、でもさ〜、明日も学校に仕事あるでしょ?今すぐ寝ないと支障が出るんじゃない?パパ仕事クビになっちゃうかもしれないよ?今すぐ眠らないと永久的に眠りにつくくらいの勢いで眠らないとマズいよ首切られるよそんなことになったら非常に困るよ我が家の大事な大事なお財布がなくなっちゃうよ。」
近「あ、あの、葵ちゃん。まず永久的に眠りについたら仕事もクソもないし、そして、え、何?我が家のお財布とか思われてたわけ?パパは。」
沖「親父ィ、世の中の父親ってのは大体皆そんなもんですぜィ。第一そうなりたくて結婚したわけでしょ?アンタは今、あの時なりたかった自分になれてんだ。それに、今は普通だと思ってるこの幸せが、実はとてつもなくかけがえのないものだったってことは、失う前に気付いておくのが得策でさァ。」
近「え、何コレ。この子達何なのコレ?こんな子に育てた覚えあったっけ?父親の威厳も何もないんだけど。てかあの時なりたかった自分ってどの時なりたかった自分?てかこの子達本当に俺の子?なんか想像してたのと大分違うんだけど、全然似てないし。母さん、まさか不倫とかしてな」
X「する訳ねーだろはっ倒すぞ。それよりさっさと寝ろ。」
近「あ、はい。」
なんと、母の言うことはすんなりと聞いてしまった。これぞ鬼嫁の力というやつか。なんと恐ろしい。そういえば、前に母に父と結婚した理由を聞いてみたことがあったな。確か、尻にしけそうだったから、とかなんとか。よし、私も将来結婚するならお父さんみたいな人と結婚しよう。
近「総悟、寝るぞ。」
沖「え、俺も?」
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パピポ - 葵ちゃんの2年後美人でした!!今も可愛いけど!!! (2020年10月20日 18時) (レス) id: 4c1e506c36 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - さえさん» コメントはめちゃくちゃ嬉しいです!皆様の声が一番やる気を奮い立たせます!これからも是非して下さい!そう言っていただけて嬉しいです!こんな時ですので、暇潰しにでも使ってやってください!はい!楽しみましょう!!! (2020年4月16日 3時) (レス) id: 12c1829223 (このIDを非表示/違反報告)
さえ(プロフ) - また戻ってきていただけてほんとに嬉しいですー!受験お疲れ様でした!大学生活、一緒に楽しみましょー!私も文字数収まらなくてすみません笑 (2020年4月14日 1時) (レス) id: 03aa87abd1 (このIDを非表示/違反報告)
さえ(プロフ) - お返事ありがとうございます!ナナさんの過去の作品を読み返していると、自分のコメントが毎回ついてて我ながら気持ち悪いな笑と思っていたのですが笑そう言っていただけると嬉しいです。大学受験生の時に小娘ちゃんにハマり、勉強づくしの中での毎日の楽しみでした! (2020年4月14日 1時) (レス) id: 03aa87abd1 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - ブルネイさん» コメントありがとうございます!そう言って貰えて光栄です!絵を描くのが好きでして(´∇`)めっちゃ真似絵とかしてましたね笑 また載せたときは是非見てやって下さい!更新頻度は高くはないかもしれませんが、頑張りますので暇つぶし程度に読んでやって下さい!! (2020年4月11日 3時) (レス) id: 12c1829223 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナナ | 作成日時:2020年2月13日 22時