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第538訓 恐怖は常にすぐ側にある ページ12

「ん?」




ふと部屋の隅を見た。そこには、綺麗に包装された四角い箱。他のプレゼントと特に何ら変わりはない。ただ一つだけ違うのは、その箱だけ、他のものからは感じられない異様なオーラが滲み出ているということだった。





「さっきまであったっけ?こんなの。」

沖「何でィ?それ。」






そっと手にしてみたその箱。総悟もそれから発せられる異様なものに気が付いたようで、見た途端顔をしかめた。


こんな変な物があったら真っ先に気付く気もするが、今の今まで全く目に入らなかった。



少しの薄気味悪さを含んだ不思議なそれに、好奇心が湧かないはずもなく。ゆっくりとテープをはぎ、包装紙が役目を終えた時、中から顔を覗かせたのは、更に強いオーラを放つ真っ黒な箱だった。







沖「クリスマスプレゼントに黒ってなぁ、随分と悪趣味な野郎でィ。お前呪いとかかけられてんじゃね?」

「誰かの恨み買うようなことした覚えはないよ、総悟じゃあるまいし。」






そう、呪いなどかけられる理由がないのだ。だが確かにこれは、箱に呪いがかけられている、と言っても過言ではない。それくらい何かが違う。


中身を見たいという好奇心に加え、触ったら何か恐ろしいことが起こってしまうのではないかという不安と恐怖に襲われた私は、それでもと、箱にゆっくりと手を伸ばした。

第539訓 人に向かって物投げちゃいけません!→←第537訓 堂々としていれば少しのミスならバレなかったりする



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ナナ(プロフ) - 勇者の人さん» 初めまして!コメントありがとうございます!こうして待っていてくださる方がいるから頑張れます。是非続編もチェックしてやって下さい。本当に読者様には感謝です!!!これからも何卒よろしくお願いします!!! (2020年2月13日 21時) (レス) id: 12c1829223 (このIDを非表示/違反報告)
勇者の人(プロフ) - 始めまして、1からずっと読んできた者です。毎回葵ちゃんと愉快な仲間たち(笑)の純粋で可愛らしいお話にキュンときています。更新、いつでも待ってますよ!!学業も無理しない程度に頑張ってください(*^^*) (2020年1月13日 13時) (レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 土方 茉央 (沖土銀大好き)さん» こういったコメント、凄く励みになります!本当に本当にありがとうございます!!! (2019年3月29日 0時) (レス) id: 12c1829223 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 土方 茉央 (沖土銀大好き)さん» コメントありがとうございます!私のを参考に!?なんと光栄な(゚ロ゚)絵を描くことは前から好きで、ちゃんと見て貰えてて凄く嬉しいです!私なんてまだまだですが、これからも亀更新なりに頑張りたいと思いますので、気長に待っていただければ幸いです。 (2019年3月29日 0時) (レス) id: 12c1829223 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 青髪さん» ですが、これからお話を書いていく上で少しでも要素を入れたり絡ませたり出来ればなと思っております。ものすごい亀更新だと思われますが、もしこれからも私の作品を覗きに来てくださることがあれば、その時に楽しんで貰えるよう頑張ります。二文ですみませんでした!! (2019年3月29日 0時) (レス) id: 12c1829223 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナナ | 作成日時:2018年1月15日 2時

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