【銀魂】真選組の小娘ちゃん ５

第185訓 言って良いことと悪いことがある ページ12

新八side


新「沖田さん！それは言っちゃいけません！完全に他の漫画です！パクリです！」

沖「この漫画にパクリを訴えかけてももう遅いぜィ。」

新「いやそうですけど！」


沖田さんが最後まで言ってしまう前になんとか止めた。確かに原作では毎回ギリギリのところ、というかもうほぼアウトだけど、せめてこの小説では防げるものは防ぎたい。てゆーか、妖怪のワードが出て来たあたりから怪しいとは思ってたけど。


沖「じゃあ、ちょっと変えて妖怪時計で。」

新「日本語に直しただけでしょーがァァァ！！！」


結局言っちゃった。言っちゃったけど、もしかすると分からない人には分からないかもしれない。よし、ここはいい感じに言い方を変えて極力その名前は言わないようにしよう。


新「で、その、妖怪を退治するための、時計？みたいなのは一体どこに…」

近「妖怪ウォッチってどこにあるんだ？」

新「僕の努力を返せェェェェエエ！！！」



ああ言っちゃったよ。もう言っちゃったよこのゴリラ。ヤバイよ完全に訴えられるよこの小説終わるよ。

それからは僕の努力もむなしく、次々に飛び交うそのワード。



沖「妖怪ウォッチで、妖怪見つけて、ちゃちゃっと退治して終わりでさァ。」

近「退治したら、葵ちゃん元に戻ってくれるかな！」

沖「たぶん。」

近「よし！みんなで探すぞ！妖怪ウォッチ！」

土「探して出て来んのかよ。」

山「まあ、やれることはやっておきたいですし。」

沖「じゃあ手分けして探しやしょう。妖怪ウォッチ。」

近「おーい！妖怪ウォッチィィィィ！！！」




なんか、もうどうでもよくなって来た。疲れも出て来たような気がするし、もうこいつらにツッコむのは止めよう。


今の一瞬でこけたかもしれないと、頬をさすっていると、それまで黙っていた銀さんが口を開いた。








銀「あの、妖怪ウォッチって、もしかしてこれ？」


そう言って銀さんがポケットから出した物は、色も形もあの時計と瓜二つの、腕時計だった。


新「何で持ってんだァァァァァァアア！！！」

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