第127訓 もう何もかもがめんどくさい ページ46
新八side
「な〜んか、めんどくさいな〜。」
新「どうしたの?お仕事?」
「いや、そうじゃなくてね。」
つい数分前、万事屋に遊びに来た葵ちゃん。僕らは相変わらず仕事もなく、ちょうど神楽ちゃんも暇していたので、二人で楽しそうにお喋りをしていた。
銀さんは神楽ちゃんと葵ちゃんが隣り合って座っているソファの向かいのソファで、いつもみたいに寝転がってジャンプを読んでいる。
葵ちゃんにお茶を入れて持ってくると、先程の「めんどくさい」という言葉を葵ちゃんは呟いた。
神「どうしたアルか?仕事キツいアルか?私がガツンと言ってやるヨ!」
「本当に?」
仕事がめんどくさいというのも間違ってはいないらしく、神楽ちゃんを頼もしい男性を見るような目で見つめる葵ちゃん。ある意味そこらへんの男の人より頼もしいだろうけど。仕事がめんどくさいなんて言葉、言ってみたいな。
「何がめんどくさいの?」ともう一度聞くと、葵ちゃんはソファの背もたれに寄りかかりながら言った。
「いや、なんかさ、もうこの小説、3まで来たじゃん。」
新「うん。」
「でさ、もうそろそろアレをやる時期なんじゃないかな、って。」
新「アレ?」
何のことだ。この時期にそろそろやるべきこと。ダメだ思いつかない。
神「あ〜アレアルか。確かにアレは難題アル。長引かせすぎると読者様も飽きてしまうし。」
「そーなんだよね〜。でも作者まとめる能力がな〜。」
新「だから何のことだよ!」
もったいぶらないで早く教えて欲しい。だがまだ葵ちゃんと神楽ちゃんはアレアレ言っている。なぜ神楽ちゃんは分かるのか。その時、ジャンプに集中していてこちらの話など聞いていないように思われていた銀さんが、起き上がって言った。
銀「アレはそーゆーもんなんだよ。俺だってちゃんとやったんだからお前もやれよちゃんと。」
「作者に言って下さいよ。」
神「作者自体が結構飽きっぽい性格ネ。」
新「僕だけ分かんないの!?僕だけ仲間はずれなの!?」
イライラを通り越して悲しくなってきた。皆んなの会話が成り立っているのが不思議でならない。いい加減この悲しみから解放されたいと思い、もう一度聞くと、銀さんが呆れたように言った。
銀「新八、お前そんなことも分かんねーのかよ。メガネ失格だぞ。」
新「そこはツッコミ失格って言えよ!何メガネ失格って!」
銀「アレっつったらアレだよ。
過去編だよ。」
新「読者様の前でんな生々しい内容晒すんじゃねぇ!!!」
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パピポ - 3人の絡みが見れた!!!最高です!!ありがとうございました!!! (2020年10月19日 22時) (レス) id: e8120e490b (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - ペンペン草さん» コメントありがとうございます!そんなこと言っていただけて感激です!!すごく励みになります!これからも頑張りますので何卒よろしくお願いいたします!!! (2020年5月17日 23時) (レス) id: 12c1829223 (このIDを非表示/違反報告)
ペンペン草 - やばいです!!絵、お上手でお話も最高です!!! (2020年5月16日 14時) (レス) id: 97f71150c2 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 紅蝶さん» 本当ですか!?嬉しいお言葉ありがとうございます(≧∀≦)その言葉をバネにこれからも頑張りたいと思います!!! (2017年9月22日 20時) (レス) id: 12c1829223 (このIDを非表示/違反報告)
紅蝶 - 面白過ぎです (2017年9月22日 19時) (レス) id: 306794bfc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナナ | 作成日時:2017年5月7日 14時