【銀魂】真選組の小娘ちゃん ３

第109訓 損得ばっか考えてるとそれだけで人生損する ページ23

神威さんをなんとかなだめて、私は変態に言った。


「おい、お前から高杉に言えよ。船戻せって。」

変「言っても無駄だと思いますよ。」

「使えねーな。」

変「本当にいつからこんな口の悪い子になったんだか。」

「てめーはいつから私を知ってんだよ気持ち悪ぃな。」



全く使えない、なんの価値もない変態を船から突き落としてやろうかと考えている今も、船はどんどん港から離れて行く。

そんな中、やはり私たちがこの船にずっといることが気にくわない人もいるわけで。




ま「晋助様！あいつらこのままここに居させるつもりっスか！」

高「さぁな。あいつら次第だ。嫌ならここから飛び降りるなりなんなりすればいい。命の保証はしねぇがな。」



地上に戻りたければ自分たちでなんとかしろ、と。正直高杉の考えてることが全くわからない。私たちを船に乗せておくことでなんのメリットがあるんだか。むしろデメリットしかないだろーに。


「どーしよーか総悟。」

沖「どーするっつってもなァ。」



もう焦る気すらしない。考えるのもめんどくさい。

なーんか眠くなってきたな〜と、呑気に欠伸をかましていると、三味線を持った男の人が話しかけてきた。



万「ヘリなどで迎えに来てもらう、という手はないのでござるか？」

「なくもないけど、その後がな〜。」



もはやそんなことをすれば怒られるのは確実で、出来れば船を戻してもらいたいのだが、恐らくそれは無理だろう。


総悟もアイマスクは付けてないものの、ウトウトし出している。

私だけ考えてるのもムカつくので、思考を停止させよう。そしてさっきから行きたかったトイレに行こう。





「ねえトイレは？場所教えろ。」

変「案内しますよ。」

「さりげなく一緒に行こうとしてんじゃねーよ。場所だけ教えろ。」

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