【銀魂】真選組の小娘ちゃん ３

第101訓 ロリコンといえば忘れてはならない、あの人。 ページ15

「これ、このまま上がっちゃっていい感じなのかな？」



目の前にある大きな船。そこからは、地面に向かって階段が降ろされている。地上に降りて何かしようとしているのか、それとも私たちに来いと言っているのか。


沖「一人も降りて来る気配がねぇ。捕まえに来てくださいって言ってるようなもんじゃねぇか。」

「待ち構えて私達のこと殺そうとしてんじゃない？」

沖「こっちの情報バレバレじゃねぇかィ。ちゃんと仕事しろよ土方。」



確かに、バレている可能性も十分にあるはず。あの高杉晋助がこんな分かりやすい所に船を止めるだろうか？それすらも怪しいのに、罠だと疑わない方が難しい。





「まさか！？私を人質にして真選組を壊滅させる気じゃ」

沖「お前に人質にする価値なんてねぇだろィ。」

「人間的価値すらない奴は黙ってて。」

沖「誰のことでィ。」

「お前だよ。」





それにしても、どうしたものか。土方さん達はまだ来ないし、船に上がったとして、鬼兵隊を総悟と私たった二人で相手するなんて、とてもじゃないけど。




「う〜んどうしよう。」


頭を抱えてどうしようか悩んでいると、後ろから声がした。







？「何かお困りですか？」

「え？」





声のした方を振り向くと、総悟の数メートル後ろに、なんか変な目したおっさんが立っていた。









「誰？」

変「申し遅れました。私、鬼兵隊の参謀をしております。武市変平太と申します。それより、名前表記が”武”ではなく”変”となっているのはいかがなものでしょう。まるで私が変な人みたいではありませんか。」

沖「十分変なおっさんでさァ。」

「変なおっさんていうか、変態。」

変「私は変態でもましてやロリコンでもありませんフェミニストです。」

「誰もロリコンなんて言ってない。」

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