第29訓 逃げ込んだ場所が安全だとは限らない ページ33
「面白かったねー!」
神「本当アル!後で銀ちゃん達に自慢するネ!」
さっき映画を観に行って今はその帰り。いやー感動した。特にピエールが最後自分の名前を思い出して「レオナルドが良かった!」って嘆くシーンは本当に泣けた。
「じゃまたねー」
私は神楽ちゃんに手を振って屯所に向かった。
問題発生。土方さんがものすごい怒ってる。いや本当マジで怒ってる。ヤバイ!そう直感した。
土方さんに気付かれないようにそーっと部屋に戻ろうとした。が、
土「おい葵。」
「キャーーー!!ロリコンだーーーー!!!」
土「誰がロリコンだ!!!」
はい始まりました追いかけっこ。とにかく走る!
「いつまで追ってくる気ですか!いいじゃないですか近藤さんに許可もらったんだから!!」
土「仕事も終わってないのに遊びに行ったお前が悪い!!!」
他の隊士達が何事だと騒ぎ立てるほどの鬼ごっこ。やっぱり土方さんはどんな時でも鬼だ。
(どうしようどうしよう!)
もう体力も限界。どこか隠れる場所を探していると、いいところを発見した。
「総悟!!!」
沖「何でィ騒がしいな。」
「ちょっと匿ってくれる!?」
総悟はかなり迷惑そうな顔をしているが、そんなことは関係ない。かまわず部屋に入り込む。
土「おいどこ行った!」
「ヤバイ土方さんが来た!」
沖「たく、しゃあねぇな。」
焦りまくってオロオロしていると、急に腕を引っ張られた。
「ちょっ、総悟!?」
今の体勢を説明しよう。あぐらをかいている総悟の上に私がちょこんと座り、口を塞がれている。
(な、何してんのこいつ!)
沖「静かにしてろ。」
総悟が耳元でつぶやいてくる。多分今の私の顔は真っ赤。なんだろ、はずかし。
土「あいつ、どこ行った。」
土方さんはすぐそこにいる。一瞬総悟の部屋に入って来るかと思ったが、そのまま去って行った。
沖「ふぅ。やっと行ったか。」
「ちょっ、ちょっと!何してんの!」
沖「はぁ?お前ェが騒ぐからだろィ。」
そりゃそうだけれども!
「あ、ありがと。もういいよ。じゃ。」
私は立ち上がろうとしたが、なぜか動けない。あ、これ捕まったわ。
そう、総悟の腕はガッチリ固まっていた。
「あの、もういいから」
沖「なんか居心地良くなった。もう少しこのままでいろィ。」
え、えええええええええええ!?
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❓❓❓ - 葵ちゃんが薬盛られたとか見てみたいです。 (2022年3月13日 22時) (レス) @page25 id: f9a1a17fc3 (このIDを非表示/違反報告)
❓❓❓ - 葵ちゃんのギャップ(?)を見てみたいです。(かっこいい感じの) (2022年3月13日 22時) (レス) @page25 id: f9a1a17fc3 (このIDを非表示/違反報告)
❓❓❓ - 葵ちゃんのギャップ(?)を見てみたいです。(かっこいい感じの) (2022年3月13日 22時) (レス) @page25 id: f9a1a17fc3 (このIDを非表示/違反報告)
パピポ - 今までで一番面白い夢小説でした!!葵ちゃん可愛い!!!これからも応援してます!! (2020年10月19日 22時) (レス) id: e8120e490b (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 亰さん» 返信とてつもなく遅れてしまい大変申し訳ありません!!誠に、誠に申し訳ありませぬ(--;)コメントわざわざありがとうございます!私の作品が初めてとは、なんとまぁ光栄な!長い間全く更新できていませんが、もしお暇がありましたら続きも見てくださると嬉しいです!! (2019年3月29日 0時) (レス) id: 12c1829223 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナナ | 作成日時:2016年10月10日 1時