【銀魂】真選組の小娘ちゃん

第16訓 いつも強がってる奴ほど実は寂しがり屋だからそんな時は一緒にいてあげて ページ19

土方side




「暇だよ〜土方さ〜ん」

土「そりゃあ良かったな。」

「よくないし。」





葵は今日非番だ。なので俺の部屋でゴロゴロしている。していいなんて一言も言ってないがな。





土「何なんだお前は。仕事の日は遊んで非番は暇って、少しはまともな生き方しろよ。」

「生き方を否定されました。これは人権侵害だと思います。」

土「いいから出てけ仕事中だ。」

「え〜」








俺の言う事を聞く気は全くないらしく、さらにゴロゴロし始める。

迷惑この上ない。

こっちは忙しいってのに。









土「ゴロゴロすんなら自分の部屋ですればいいだろ。何でわざわざ俺のとこ来るんだよ。」




「…………だって、一人でいたって寂しいもん。」


土「…………。」






こいつは本当に…………









土「あと少しだけだぞ。」


俺はタバコに火をつけながら言った。




「本当ですか！土方さん大好き！」

土「調子に乗るな、少しだけだからな。」







まだまだガキだ。









.









.

土「おい、もう夜だぞ。」

「………………。」

土「あと少しっつったよな。」

「………………。」

土「狸寝入りしても無駄だぞ。」

「狸寝入りじゃないです、熟睡してます。」

土「寝言は寝て言え！つーかもう出てけ！」

第17訓 自分より他人の方が自分のことをよく知っている→←後日談

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す