『クラピカ逆トリしてこないかなー…』『俺はイルミが良いなー』クラ「…此処は何処だ？」イル「……君達、誰？」『『えええええ！！？』』 (ページ12)

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12話　乙女チックガールで、軽くハプニング発生？(題名長いな)← ページ12

ぱたぱた、とナナの足音が遠ざかっていく。

とりあえず私は、のんびりくつろいでいた
イルミにコーヒーを出す事にした。
あ、もちろんクラピカにも出すよ？

クラピカは片付け手伝ってくれてるけど
イルミはなんか暇そうに座ってる…

ナナの部屋行けば良いのに。

あれ？コーヒーとか食後に飲んだりするよね？

((作者だけですかね？byメノウ))←乱入すんな←((失礼しました真面目にすいませんでしたごめんなさいもう二度と乱入しません((ry))

後でナナにも何か飲み物を持って行ってあげよう。

そんな事を考えながらも自然と動く手。
その動作には無駄というものが
一切感じられない、らしい。(ナナ曰く)

「…ずいぶん慣れてるんだね」

ずっと暇そうにしてたイルミが話しかけてきた。

「うん、まぁ、ね…」

返事の仕方が分からず言葉を濁す私←

コーヒーを人数分注ぎ、二人に渡す。

「ん、ありがとう」

「ありがとうな、琥珀」

「いえいえ」

にこ、と微笑み、食器を洗い始める。

あっという間にコーヒーを飲み干したイルミは
ナナの部屋へ。
最初からそうすれば良かったのに←

クラピカは「手伝うぞ？」と声をかけてくれたけど
私は「ありがとう、でも大丈夫だよ！」と断った。

カチャカチャと食器のぶつかる音が
二人きりの部屋にやけに大きく響き渡る。

(……クラピカ………)

私の好きなキャラ…いや、違う。

きっと、ひとりの人としてクラピカの事が好き。

だけど…私なんか、他の人に敵わないから…

…………あぁ、考えたくないなぁ……

そのままぼうっとしていると、

クラピカの「危ない！」という切羽詰まった声がした。

我に返った瞬間、皿の砕ける高い音がした。

「きゃ！！？」

「琥珀！」

慌ててクラピカが駆け寄る。

「大丈夫か！？怪我は！？」

「だ…大丈夫…ちょっとぼーっとしてただけ…」

「……よかった……」

クラピカはほっと安堵の息をついた。

「………やはり私も手伝うぞ。良いな？」

「……………はい。」

それから数十分程経った。

皿の破片も残りの洗い物も片付け終わり、

二人は琥珀の部屋へと向かったのだった。

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